ティン・パン・アレーのSIDEWAYS

季節が流れていく。音楽が聴こえてくる。

2007-01-01から1年間の記事一覧

クラシカルな年末。

年内、最後の書き込みになります。 仕事に、忘年会に、旅行したりで、 ここ数日はちょっとバテました。 年々、体力が低下しているのは紛れもない事実で、 上手にこの事実と向き合っていこうと思います。 今日は最後の大掃除。 部屋を片付け、キッチンと風呂…

歯の磨き方。音の作り方。

新年を前に、口の中も大掃除 ということで今、歯科通いをしている。 半年に一度を目標に歯垢除去に通うことにしているのだが、 時間に追われ気がつくと一年経っていることも多い。 今回は無事半年ぶりだった。歯科を皆が上手いというところへ替えてみた。 た…

林檎のリストラ〜脱構築と再構築の話〜

金曜日、飲み会が続いて胃腸が疲れたので、 この日の会はパス。予定していなかった 吉田美奈子&河合代介Liveを聴きに 目黒ブルース・アレイへ。 今年は何回聴くことができただろう。 季節が変わるごとに歌声を聴いた気がする。 こちらも取り立てて身構える…

画面でなく、出力でなく、活字で読むということ。

『レコード・コレクターズ』誌の田山三樹氏による連載 「アルファの宴〜YMOを世に出したレコード会社の興亡」が、 12/15売号にて最終回を迎えた。興味深い連載だった。 アルファ・レコードの革新さ・斬新さが、 関係者の証言により綴られていく。 今号で知った…

お天道様とプレシャス・ロード。

年末になったせいだろうか。 ゴスペルが聴きたくなり、 昨夜家に帰ってマヘリア・ジャクソンを ターン・テーブルに乗せる。 聴きながら本を読む。宮部みゆき『日暮らし』。 深川、王子等の地名が出てくる。江戸時代の城東地区の物語。 日曜日、城東地区・上…

東方ろまん。

上野の東京文化会館へ 松本隆×千住明 新作オペラ 「隅田川」を観に行く。 オペラといっても演奏会形式で、 オーケストラが客席正面に並びソリストがその前に立ち歌う。 第一部では頼近美津子さんを司会に、 松本隆氏と千住明氏のプレトークが行われた。 「隅…

遅れ、眠り、泣き、呑む。

矢野顕子さんのLiveはいつ以来だろう? 単独公演では1993年『LOVE IS HERE』コンサートを 新宿厚生年金で観たのが最後か? 20世紀最後の12月、たぶん7年前の今日ぐらいの日、 大村憲司トリビュート・コンサートに出演されて、 大貫さんとのデュオや、幸宏氏…

HEARTBEATはUNDERWORLDに共鳴する。

先日、友人からメールが来た。 iPodをランダム・プレイにしながらジョギングしていて、 坂本龍一「HEARTBEAT」とUNDERWORLDが続けて流れ、 その二曲がまったく違和感なくつながったので驚いたとのこと。 時代にして20年くらい違うのに…。 (正確にはアルバム…

ホソノさんの歴史があった。ボクのあの頃もあった。

ミッドタウンにあるサントリー美術館へ 「鳥獣劇画がやってきた!」展を観に行く。 混んでいるとは聞いていたけれど、 平日月曜日の昼間なのにスゴイ人! 国宝『鳥獣人物劇画絵巻』に沿って人がビッシリ並んでいる。 このままこの列の流れに合わせ進んでいる…

服を着る。靴を履く。音を聴く。

月曜日、新しい週の始まりである。 天気予報をチェックして、着て行く服を決める。 黒いニットと、濃緑のツィードのアウトドアっぽいパンツと、 黒のダウン・ジャケットにした。靴は黒のトレッキング・シューズ。 紐を結んでいたとき、以前履いていた緑とグレ…

季節・社会・音楽・希望・聖夜。

吉田美奈子&The BandライヴでSTB139へ。 今回も中味が濃く、内容が工夫されていた。 ここのところ12月のライヴが恒例となっているが、 マンネリズムとは無縁の新鮮さに満ちていた。 流れが良かった。 セットリストを記してみよう。 ○一部 1. The Christmas …

水曜日の美味、一週間のリズム。

水曜日、知人宅で平戸牛をいただく。 先付けは明石のタコ、長崎のカラスミ。 日本酒もワインも美味だった。 来週の水曜日は、銀座の某店を訪れる。 ミシュランでいくつかの星を獲得したらしく、 ものすごく賑わっているらしい。 再来週の水曜日は、恵比寿の…

六本木・最新いや私的アート事情。

師走直前、なぜか仕事がひと段落して 昨日の昼間、六本木を歩く。 ゴトウ花店で知人のバースディの花束を予約して、 青山ブックセンターで本や来年の手帳をチェックしたり…。 小さな用事をいくつか済ませながら、 時間をあまり気にせずに 街をブラブラする。…

ユーミンの視点。

ここ数週間で最も聴いた曲は、 キャロル・キング「UP ON THE LOOF」。 武道館のLiveに行って以来、私のiPodで ヘビー・ローテーションを続けている。 この曲については、先日も記したけれど、 いろんなことを感じています。 この曲の影響かどうかわからないけ…

けやき坂が輝き出した。あの歌が聴こえてきた。

先々週だと思う。 六本木ヒルズ付近をタクシーを通りがかったところ、 けやき坂がイルミネーションで彩られていた。 週に一度ぐらいはこの界隈をタクシーで走っているが、 この一週前には電飾はなかったはず。 東京国際映画祭か? TOKYO DESIGNER’S WEEKか?…

テレビには線を引いていた。

テレビドラマ「点と線」観る。 いつ以来だろう。テレビドラマを観て、 こんな幸せな気持ちになったのは。 ある俳優さんのスタイリストとして、 知人がこのドラマに参画していることもあり 観始めたら止まらない。 俳優さんが皆上手い。豪華キャストのひと言…

色づく曲たち。

都内の紅葉が、例年より早い気がする。 ここ10年ぐらいは、12月にならないと 街が色づかないような状況だったと思う。 順調に寒くなり、順調に季節が進んでいるようだ。 季節に追いつくために、仕事がちょっと落ち着いたこともあり、 今日は昼に会社を抜け出…

リモコン・コロッケ・ヤノアキコ。

先週のある日、寒かったので この冬初めてエアコンを入れようとした。 が、リモコンを操作してもエアコンは始動しない。 電池を換えてみた。しかし、相変わらず無反応。 製造メーカーのお客様相談センターに電話する。 マニュアル通りの応答。 古い機種なの…

屋根の上から見えたもの。

火曜日のキャロル・キングLiveでは、 数々の名曲を披露してくれた。 「It’s too late」「So Far Away」「You’ve got a friend」…。 一曲一曲にグッときたけれど、 いちばん感動したのは「UP ON THE ROOF」。 音源が94年に発売されたライヴ・アルバムしかなく…

季節に、遅れて。

今日は寒かった。ジャケットの上に 薄いパーカーかコートを羽織って 出掛ければよかった。 夏から秋。季節の変わり目に一週間ほど 日本を離れたせいだろうか。 体内時計ならぬ、体内季節時計が狂ったまま、 一ヶ月以上が過ぎてしまった。 あのシャツは? あ…

綴り切れぬ想い。

火曜日、キャロル・キングのLiveへ。 単独公演でないので見送ろうと思ったが、 この次があるとは限らないので意を決して、 日本武道館へ。 観ておいて良かった。聴きに行って正解だった。 65歳になられたキャロルは、 代表曲の数々を歌ってくれた。 発売され…

締切を軽やかにする図鑑。

そう。そう。So So So So So…。 音楽は記憶を呼び覚まし、 記憶は更なる記憶を呼び起こす。 前々回に記した、本業とは別の仕事。 最初の締切はジョニ・ミッチェル『Walk the Dog & Light the Light』を 聴きながら乗り切った。 次の締切は、坂本龍一『音楽図…

ティン・パン・アレーの人生ゲーム。

久々に本屋に行ったら、 『ミュージック・マガジン』『ストレンジ・デイズ』で 細野晴臣特集。買い求め、帰りの電車の中でざっと目を通す。 ここ1〜2ヶ月、『サウンド&レコーディング・マガジン』 『TITLE』『BRUTUS』…。私が目を通しただけでも 相当数の雑…

オンリーワンのオンタイム。

東京は今週も雨の日が多そうで、 たしか週後半には立冬を迎えるはず。 この作品について記さないうちに 季節が過ぎてしまいそうなので、 今日の天気には合わないけれど、 今日はこのアルバムについて書いてみます。 中秋の晴れた日中に聴きたいアルバム。 先…

スターバックスさんへの新規事業提案。

水曜日に久々に会った友人たちとは、 各々の近況とオンガクについて話した。 今、何を聴いている? 今、何がイイと思う? いくつかの音源を貸し借りすることになり、 翌日やりとりした。 インターネットを通じて、瞬時に、複数間で やりとりできた。そのこと…

浸れない火曜日。足りない水曜日。

金曜日でひと段落する予定だった。 万が一延びても月曜日には解放されるはずだった。 しかし、延び延びになり、今日木曜日、 ようやく仕事の区切りがついた。 火曜日、水曜日とオンガク絡みの予定を入れて、 その時間を仕事が侵食した。今日はそんなお話を。…

キリンジの雨三昧。

中秋の晴れた日中に似合う アルバムについて記そうと思っていたけれど、 あいにく外は台風による豪雨。 ちょっと内容を変更します。 土曜日目覚めると凄い雨だった。 ずっと家にいようと思ったけれど、 ヘアカットの予約を入れてあることを思い出し、 出掛け…

天高くジョニ輝く秋。

細野晴臣さんが表紙だった 『サウンド&レコーディング・マガジン』を 買って、発売を知り、 もっと詳しく知りたくなって、珍しく 『ミュージック・マガジン』まで買って、 大型店に行く機会があったら試聴して (Webで試聴できるのに…) よかったら買おうと…

♪のキュビズム。

昨夜のSTB139、 アルバム『Twilight Zone』から、 なんと2曲も演奏してくれた。 しかも「Twilight Zone」「恋は流星」という ありえないと思っていた、私の大好きな曲を。 「Twilight Zone」はホーンがないとサマにならないと思っていた。 「恋は流星」もせ…

夕陽を追いかけた日。

一昨日だったろうか。 六本木のはずれのビルの二十数階にある 私のオフィスから、六本木ヒルズやミッドタウンの方向に、 夕焼けのオレンジと雲のグレーが横縞を、 St.ジェームスのシャツのようなマリンっぽい細い横縞でなく、 80年代後半に流行したアニエスb…