ティン・パン・アレーのSIDEWAYS

季節が流れていく。音楽が聴こえてくる。

季節に、遅れて。

tinpan19732007-11-16

今日は寒かった。ジャケットの上に
薄いパーカーかコートを羽織って
出掛ければよかった。


夏から秋。季節の変わり目に一週間ほど
日本を離れたせいだろうか。
体内時計ならぬ、体内季節時計が狂ったまま、
一ヶ月以上が過ぎてしまった。


あのシャツは? あのパンツは? あのジャケットは?
気候に対して合わせる服がいつも手元にない。
クリーニング屋さんに預けたままだ。
頃合いを見て引き取りに行っているのだが、
どうもいつも後手に回っているようだ。
季節の変化に追いついていない。


朝、会社までの、LPいやアルバム一枚聞くことができる時間は、
体内季節時計を調整する貴重な時間。
でも、それも、何だか、慌しい。


たとえば、今日。先日のキャロル・キングLiveがスバラシかったので、
所有しているLiveアルバムを昨日につづいて聴いていこうと思っていたけれど、
友人が『にほんのうた』(キリンジ大貫妙子が参加している作品)を
貸してくれたり、amazonに注文した坂本龍一『音楽図鑑』が
大貫妙子『GREY SKIES』『SUNSHOWER』紙ジャケ再発盤といっしょに
届いたり…。


要するに時間が足りないのだ。
今日の新聞に掲載された広告を制作するのに、
かなりの時間を奪われた。
一昨日深夜は、ボージョレー・ヌーヴォーの解禁日だった。
その前の日は、キャロル・キング。感動してその後酔っ払った。
昨日は飲み続けていたので久しぶりに走ったんだっけ…。


このまま、年末まで行ってしまう気がする。
もう、いいや。それでも。
体調さえ崩れなければ…。
年が変わるころ、季節に追いつくだろう。


今、聴いていて、うれしい作品。
90年代終わり(97年か?)の映画『GRACE OF MY HEART』のサントラ盤。
あの頃も忙しくて、この映画がキャロル・キングの若かりし頃を描いた自伝映画
(登場人物の名は変えているけれど)だとは思わなかった。
そんな情報はアンテナに引っかかってこなかった。


そんな映画があったことを知らなかったのはもちろん、
その映画のサントラで、バカラックコステロが共演している作品がある
ことも当然知らなかった。
いいです。スゴク。この曲。「GOD GIVE ME STRENGTH」、
神は、私に強さを与えた。天分、天賦の才…。
ボクのことか? キャロル・キングのことだ!
いや、みんなのことなんじゃないかな。詞はまだ読んでいないけど。