ティン・パン・アレーのSIDEWAYS

季節が流れていく。音楽が聴こえてくる。

2005-01-01から1年間の記事一覧

年末のハプニングと年始のごあいさつ。

大掃除中にPCを落として、電源部がおかしくなってしまった。 何とかだましだまし今書き込んでいますが、 いつ電源が落ちてしまうことやら…。 年末年始のため完全復活にはちょっとお時間を要するかも知れません。 (1/5には会社のPCから必ず何か書き込みます…

1989年は、どこまで1975年だったか?

※PCの調子が悪くなったため、音楽でいうところのラフMIX状態ですが、 今年やりかけたことなので、ひとまず以下記しておきます。 ・・・・・・ 1989年は、どこまで1975年か? 1989年と1975年の類似性の検証(というほど大袈裟なもんじゃないですが…)が、 そ…

ター坊のラジオ生番組を聞きながら、ボクも生書き込みを。

大貫妙子さん(今日はター坊と呼ばせてください)のJ-WAVEのラジオ番組がやっと聞けた。 数ヶ月前に番組の存在を知ったのだけれど、水曜日はなぜか飲みに行ったりすることが多く、 あとラジオを聞くという習慣が現在ほとんどないため忘れてしまったりで、 今…

「勝ち組」と安井かずみさん。

大キライな言葉がある。 「勝ち組」、ここに記すだけでも不快になる言葉だ。 バブル後に経済学者や評論家が言い出したらしい。 「勝ち組・負け組」物事を単純に二つに区分する考え方もイヤだし、 「かちぐみ」というサウンド(言葉の響き)も、「喜び組」み…

(ユーミン+フジテレビ)×2年後=!!!

録画しておいた「松任谷由実のオールナイト・ニッポンTV」を観た。 1988年から11年つづいたユーミンDJのラジオ番組「オールナイト・ニッポン」が 一夜限定でテレビで復活。浜崎あゆみ、平井堅、槙原敬之、くるり、aiko、藤井隆、小室哲哉さんといった ミュー…

年賀状をスピーディに書く方法。

押し迫ってまいりました。 松本隆氏『「微熱少年」は「成層圏紳士」になった』ではないですが、 地に足が付いていない生活をつづけている私にとっても、 年末年始というのは“社会性”を意識せざるをえない時。 年賀状も書いています。一応。百枚くらい。 裏面…

女たちの戦場のメリー・クリスマス。

先週の日曜日にTVでチラリと見て以来、にわかに女子フィギュア・スケートの、 いや、安藤美姫選手のファンになりつつある。 今日は初めて、フジテレビの中継を最初から見た。 素人目には、何で6番手なのかわからない完璧なパフォーマンスに見えたのですが…。…

予定調和という“枠”を超えて。

今年は吉田美奈子さんのLiveによく行った。 去年はたしか一度くらいしか行けなかったような…? 記憶自体が曖昧なくらい慌しい日々だった。 3月横浜(河合氏とのデュオ)、7月すみだトリフォニーのゴンチチ・コンサート(ゲスト)、 7月池上本門寺(河合氏…

RETURNS~返信でつくるページ~

ちょっと今日はいつもと趣きを変えて、 昨日皆さまにいただいたコメントへのご返信で構成させていただきます。 時節柄、山下達郎氏『Season's Greeting』を流しながら書き込みます。 このブログはコメント欄だと改行できず、 いつも書いていて息苦しくなるの…

ビートルズと『微熱少年』の時代。

朝日新聞・夕刊の一面に連載されている特集「ニッポン人脈記」が、 12/12(月)から「ビートルズの時代」になった。 「人脈」という言葉をタイトルに使うセンスは「?」だが、 連載は思いのほか面白く、読むのが日課になっている。 1966年6月30日~7月2日の…

女子フィギュアスケート五輪代表が近づく方法!?

いやぁ、ちょっと目を離していたすきに、女子フィギュアスケートが凄いことになっている。 15歳でGPファイナルに優勝した浅田真央選手に、4回転ジャンプの美しき安藤美姫選手に、 世界チャンピオンの荒川静香選手でしだっけ、土曜日3位だった中野選手に、村…

七つの海と女神たちの詩。「SPARKLE」&「GRACES」

東京は12月としては10年ぶりに最低気温が氷点下になったらしい。 名古屋では58年ぶりの大雪と、この冬の寒さは半端じゃない。 ●大陸の寒気が例年より勢力がある。 ●偏西風が蛇行していて、大陸から日本列島に寒気が流れ込みやすい。 ●日本海の水温が例年より…

My First シュガー・ベイブ~Dedicate to “SONGS”Part2

初めて、シュガー・ベイブ『SONGS』を一枚丸々聴いたのは1985年。 発売から10年たっていた。ただ「DOWN TOWN」は口ずさめたし、 (「ひょうきん族」→epoのルートで覚えたのだと思う) 大貫妙子さんの「いつも通り」「蜃気楼の街」も何度か耳にしていた。 22…

どうして30周年だけ?~Dedicate to “SONGS”Part1

『レコード・コレクターズ』最新号がシュガー・ベイブ特集だった。 「アルバム1枚しかリリースしていないのによく特集できるな」 と思って読んだのだが、読み応え十分。面白かった。 12月7日の30周年記念盤リリース日は、師走の平日ということもあり 大した…

二つの忘年会と東京ドーム。

今日あたり、巷は忘年会のピークだったのだろう。 私も二つハシゴしました。 ひとつは六本木界隈で仕事関係、もうひとつは学生時代の仲間たちと 後楽園のスパ「ラクーア」で風呂入って宴会という会でした。 「ラクーア」は初めて行きました。ひとつ終えてか…

週刊の習慣。

音楽を聴くこと、文章を読むこと、映画を見ること。 この三つのことは、御飯を食べることと同じくらい 私にとっての日常になっている。 音楽を聴くことについて今まで主に書いてきたので、今日は 文章を読むことについて書いてみよう。 インターネットで皆さ…

街の灯が輝き増す度に、『LIGHT’N UP』が聴きたくなる。

寒い日が続いている。気温が下がると、街の灯の輝きが増すように感じる。 (乾燥して、空気中の水分や不純物が減り、光がよりクリアに見えるようになるから?) 昨夜、六本木の外れから西麻布までクルマで走ったとき、 あまりのイルミネーションの美しさに、…

行けなかった12/5矢野顕子さんのコンサート。

先週の月曜12/5、矢野顕子さんのNHKホールでの 「さとがえるコンサート」のチケットが急遽回ってきた。 私は、スケジュールが調整できず行けませんでした。 今回は矢野さんのピアノ弾き語り。 添付画像のような楽曲を演奏したらしい。 「ごはんができたよ」…

がんばれ!『ミュージック・マガジン』

かつて『ミュージック・マガジン』(1980年以前は『ニュー・ミュージック・マガジン』)は 権威だった。競合のないオンリー・ワンの雑誌だった。 この雑誌の主張に付いていけるように、私もがんばったりしたものだ。 独占には弊害もあり、 70年代初頭のいわ…

塀の上の音楽。

当ブログにコメント&TBを寄せてくださる「オランダの薔薇」さんが、 ご自身のブログでムーンライダーズのことを“パ・リーグのロッテ”と称されていて、 それが妙にヒットしたというか、ど真ん中のストライクでした。私にとって。 今年はロッテが31年ぶりに日…

渡辺香津美さん吉田美奈子さんとのフシギな関係。

土曜日の吉田美奈子さんSTB139、渡辺香津美氏との競演はどうだったのだろう? (最終日のサプライズ・ゲストを前日に教えてくれる吉田さんはイイ人です) 美奈子さんのNEWアルバムは、この月曜日からが歌入れらしい。 全10曲中、本人作曲5曲、あとは倉田氏2…

心構えができてなくて参ってしまった。

NEWアルバムの情報がオープンになるとは、 ましてその曲を演奏するとは思ってませんでした。 公式ページ、毎日チェックしているはずなのに、 たまたま見なかった数日でNEWアルバムのこと ストレンジャーになってしまった。 「REVELATION」「FLAPPER」方式は…

あの入力ミスをした人に、この人の歌を聴かせたい。

1株=61万円が、1円=61株に。 いかにもデジタル社会、コンピュータ社会らしい混乱ぶりが、 今日の新聞の一面に踊っている。 いつものように社長が頭を下げて、 きっと昨夜からニュースやワイド・ショーは「信じられない!」 「なぜ、こんなことが…?」と、…

さよならアメリカ さよならニッポン

さよならアメリカ さよならニッポン ジョン・レノンが凶弾に倒れてから 今日で四半世紀 さよならアメリカ さよならニッポン 真珠湾のあの日からは 今日で64年か さよならアメリカ さよならニッポン はっぴいえんどのこの歌が世に出てからは その半分32年…

祝30年!「おめでとう!」の代わりに、幻の2ndアルバムを考えてみる。

今日は「SONGS」30周年記念盤発売日、 トラックバックさせていただいた方々も取り上げていらっしゃるし、 私のブログも昨日の細野さんから1975年になっているので、 心おきなく、ここで「リ・イッシューおめでとうございます!」と 申し上げます。 ただ、音…

ワインを飲むことと、「トロピカル・ダンディー」を聴くことは、似ている。

昨日は、ワイン会だった。ブルゴーニュのワインを5種類、料理とともにいただいた。 ワイン・ブームやワイン好きの人種を、かなり長い間私は軽蔑していたが、 ある日飲んだリーズナブルなのに美味なカリフォルニア・ワインが、 私の偏見や先入観を取り払って…

村上春樹氏を読んでわかった、山下達郎氏に求めていること。

先日の『海辺のカフカ』につづいて、またしても村上春樹氏『東京奇譚集』を読んだ。 この二作、空から魚が降ってきたり、腎臓のかたちをした石が出てきたり、 不思議なストーリー展開だった。 空から魚が降るシーンは、 トム・クルーズの映画「バニラ・スカ…

教授は、活字も音楽だった。

12月の雨の歌を3日間取り上げたところ、どうやら今日は、本当に 12月の雨の日になりそうだ。鉛色の空で、モノトーンで、ちょっと非日常な世界…。 さて、今日は、1989年に戻ります。 先日、ご紹介した『文藝別冊 大瀧詠一』は、河出書房から出版されました。 …

声が、詩。

十二月の雨の歌を、もうひとつ。 今から17年前、1988年の年末、雑誌『ADLIB』のインフォメーション・ページで、 さほど大きくない、けれど衝撃的な記事を目にした。 ・・・・・・・・・・ ひとまず、今は「できた!できた!」とだけ言っておこう。吉田美奈子…

He met her.

ほかにも、十二月の雨を歌った名曲は多い。 1974年10月だったそうだ。山下達郎氏は、日本青年館に、御茶ノ水・イシバシ楽器が 主催するコンサートを観に行かれた。当日のゲストは、吉田美奈子さんで、 お二方の出会いはこの日が初めてだったそうだ(1973.9.2…