ティン・パン・アレーのSIDEWAYS

季節が流れていく。音楽が聴こえてくる。

2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ホソノさんを初めて観たのは、ホソノさんが今の私の年齢のときだった

考えてみれば今から16年前、 先日還暦を迎えられたホソノさんが 今の私の年齢のとき、 私は初めて、Liveでベースを弾くホソノさんを拝見したのだ。 (ベースを弾かないホソノさんなら、 80年代に数回、代官山近辺でお見かけした) そう。1991年のもうちょっ…

「未知との遭遇」もいいけれど、「夏なんです」が聴きたかった。

細野晴臣さんの日比谷野音Liveから 今帰って来た。 PCを買い換えて、この時間に家から 書き込めるようになったことだし、 ちょっと酔っ払っているけれど、 そのまま今の気持ちを書き綴るようにしよう。 イマイチだった。正直。 YMOは私にとって“ハズシの美学…

夏は、タイム・マシーン。

高中正義である。 「Blue Lagoon」である。 1980年、私の高校2年生の夏を象徴する楽曲。 メロディアスである。 ドラマティックである。 多くの人の琴線を揺さぶるにちがいないフレーズ。 この1980年の秋から、私は音楽に関して リクツっぽくなっていくので、…

お腹ユルユル・ミュージック。

週末、大阪へ行った。 通天閣界隈で串カツ、 北新地で鱧(祇園祭と天神祭の間で食するのが粋らしい)、 鶴橋で焼肉 と、さまざまな美味を堪能した。 ビールも焼酎も日本酒もワインもしこたま飲んだ。 食べすぎた。飲みすぎた。 と感じながら、昨夜帰って来た…

ダルトニアンとエイジング。

ピエール・バルー氏が9年ぶりにアルバムを発表するらしい。 昨日(7/18)の朝日新聞・夕刊で知った。 映画『男と女』の主題歌で有名なフランスの歌手・詩人。 41年続くマイナー・レーベル「サラヴァ」主宰者。 60年代にブラジルに渡り、ボサノヴァをフランス…

梅雨寒ミュージック。

台風に地震と 自然の強さ・大きさ・恐さを 痛感した三連休だった。 被害に遭われた方には心からお悔やみを申し上げるとともに、 自分も被害者となる確率を日々背負って暮らしているのだと、 思いを新たにした。 目先の仕事にイライラ、セカセカしているけれ…

ティン・パン・アレーのDNA。

Yellow Magic Orchestraの京都東寺でのLiveを 高校1年生の娘さんと親子で鑑賞された方がいる。 ウラヤマシイ。 YMOを観たという行為もそうだが、 親子で観たということが、特に。 自分が現在の子供の年齢のときに夢中だったものを、 子供といっしょに観る・…

時は移ろう。切なく、悲しく、美しく。

金曜日のNHK地上波でのYMOの1時間番組、 土曜日のNHK-BSとスカパー!で生中継した 京都東寺でのYMO(というかAvex系アーティストの)ライヴ に関しては、後日改めて。 今日は、土曜日の六本木STB139での 吉田美奈子&The Bandライブについて。 「Sunset」(19…

水曜日の青春。

水曜日を歌った ポップ・ミュージックは多いと思う。 たとえば、大滝詠一氏 1981年の不朽の名盤『A LONG VACATION』 収録の名曲「雨のウェンズデイ」。 バックを固めるのは、 林立夫D、細野晴臣B、鈴木茂G、松任谷正隆K。 クラウンとの契約を終了し、1977年…

予定調和の作り方と残された時間。

日曜日、横浜アリーナの 松任谷由実「シャングリラⅢ」へ。 ユーミンのコンサートには、 1981年から85年、 高校の終わりから大学の終わりくらいまで よく行った。 苗場での第一回目のリゾート・コンサートをたまたま観て、 伊集院静氏演出の「水の中のASIAへ…