ティン・パン・アレーのSIDEWAYS

季節が流れていく。音楽が聴こえてくる。

浸れない火曜日。足りない水曜日。

tinpan19732007-11-01

金曜日でひと段落する予定だった。
万が一延びても月曜日には解放されるはずだった。
しかし、延び延びになり、今日木曜日、
ようやく仕事の区切りがついた。


火曜日、水曜日とオンガク絡みの予定を入れて、
その時間を仕事が侵食した。今日はそんなお話を。


火曜日はスガシカオLiveだった。
会場は、新木場のライヴハウスだった。
オープニングから数曲聴くとケータイが鳴った。
無視できない仕事の連絡だった。


外へ出て話した。延々と話した。
2時間半のLiveのうち1時間以上は電話で中座した。
大好きな曲、聴きたかった曲、「黄金の月」が、
電話中に微かに聴こえてきた。Live二度目にして初めて聴けた。
電話を切って、聴き入りたかった。
始めからもう一度演奏しなおしてほしかった。


緊張の糸が切れた。自棄気味になった。
自分がキライになった。しかし、こういう精神状態にこそ
スガシカオは合うと思った。
「わたしは、こんなにヤなやつです」ジョータイに寄り添う
“自虐ファンク”を連発した。


オール・スタンディングなので、バンド・メンバーの姿を
ほとんど見ることができなかったが、
ドラムの音がいつもと違う気がした。
沼澤尚氏のあの絡みつくようなビートじゃなかった。
キーボードも森俊之氏じゃなかった。
今回のツアー・メンバーは、Family Sugarではなかったようだ。


とにかく、バンドの音云々より、1時間中座の消化不良のLiveだった。
自虐状態にスガシカオは似合うと思ったのは発見だったけれど、
もっともっと楽曲の世界に浸りたかった。


明けて水曜日。オンガクについて
30年以上語り合っている友人と、
20年近く話し続けている友人と、
久々に会った。仕事とオンガクの近況について話したくて、
当然飲み食いしたかったし、場合に寄っては歌ったりしたかったので、
楽曲数15万曲以上のカラオケ・ルームを予約した。


しかし、ここでも、中座して徒歩15分のオフィスに戻った。
3時間のうち計45分中座。
話し足りないし、歌い足りなかった。


今日、やっと、ここに記せるようになって、
ようやく気持ちがラクになったような気が、ちょっとだけする。


う〜ん、書き足りてもいないなぁ。ま、いいや。それがテーマだ。今回の。