ティン・パン・アレーのSIDEWAYS

季節が流れていく。音楽が聴こえてくる。

2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

稲の国の人が書いた、麦の国の人たちの百年前の青春。

これを名作というのだろうと思った。 佐藤亜紀『ミノタウロス』。 2007年『本の雑誌』年間第1位、 第29回吉川英治文学新人賞の二冠達成。 帯の後ろでは、選考委員の浅田次郎氏が、伊集院静氏が、宮部みゆき氏が、 揃って絶賛している。 20世紀初頭のロシア、…

La La Means We Live Here.

遅ればせながら、吉田美奈子さんが 音楽を担当されている成田空港開港30周年CM の映像をWebで拝見する。 30年、成田闘争の闘士たちは今どうしているんだろう。 1978年、美奈子さんは発売元がRVCからアルファに移り 村井邦彦氏プロデュースでL.A録音『Let’s D…

モラトリアムでプレッピーなAOR。

また何かと忙しくなってきた。 朝、出掛けにiPodの曲を選ぶのも 機械的になってきて、アルバム単位それも アーティスト順ABCのABあたりから 選ぶことが多くなった。 先日だとBee Gees。 「First of May」(邦題はたしか「若葉のころ」)が五月っぽくて いい…

感情の有酸素運動。

連休中、横浜・金沢文庫の知人宅を訪れた。 歩いて海の公園まで遊びに行った。 90年代初めに八景島シーパラダイスができてからは 初めてこの海を訪れたことに驚く。 80年代半ば、学生時代、この界隈を日常的に訪れていた。 いや、通過していたというほうがい…

五月晴れが似合う「こぬか雨」。

この連休を利用して、オフィスが 六本木のはずれから新橋のはずれへ引っ越す。 まぁどちらも大通りからちょっと入ったところ SIDEWAYからSIDEWAYへの引っ越しなので 精神的には健全なのだが、準備はいろいろ大変だ。 引っ越し準備をしたら出てきたらしく 会…