ティン・パン・アレーのSIDEWAYS

季節が流れていく。音楽が聴こえてくる。

2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

都市とカラス。

吉田美奈子さんの音楽は、都市の音楽だ。 ティーン・エイジャーの女子高校生、 泥酔したドランカー…。 こういった人たちを素材にして、都市とそこで生きる人間を 鋭い視線で見つめ描く。 女子高校生については、前日ざっと記したが、 少女のもつ危うさ・一途…

通信手段が多様化すると、私たちは…。

留守番電話が普及したのは、 80年代の後半だったと思う。 ポケベルが女子高生の持ち物になったのは、90年代前半。 パソコンが家庭に本格的に入り込んだのは、1995年の終わり。 Windows 95が登場してからだ。インターネットの普及。 電子メールが新たなコミュ…

街との距離を埋めるのは、酒と音楽だと思った。

♪何気ない毎日が 風のように過ぎていく 横浜を舞台にした1975年のTVドラマ『俺たちの勲章』の 挿入歌「いつか街で会ったなら」の始まりのフレーズ。 ♪この街で君と出会い この街で君と過ごす 故・松田優作さんとともに主演だった中村雅俊さんが歌っていた。 …

通勤電車の逃避行。

ちょっとご無沙汰してしまった。 ちょっとした仕事の山が押し寄せて、 それはこれまで20年なりの社会人生活の中で、 ベスト50に入るか入らないかのものだけれど…。 いや、ベスト30ぐらいには入るのかも知れない。 ただ、もう、自分のペースは乱されないとい…

器の春。

水曜日、仕事で六本木ヒルズに行った。 折角だからと思い、終わってから森美術館へ。開催中の 「アートは心のためにある:UBSアートコレクションより」を観る。 つい先日、私が所有するあるクレジット・カードを提示すると、 入館料が無料になることを知った…

サックスとコーラスはセットになっている。

土岐麻子さんについて記した際、 土岐英史氏の山下達郎作品での名演について 整理してみようと思った。 今、私の手元にあるCDジャケット(というかインナー・スリーブ)は以下の通り。 『SPACY』『RIDE ON TIME』『FOR YOU』『JOY』『TREASURES』『SONORITE…

雪が降った次の朝は。

週明けの月曜日は、快晴の一面銀世界で始まった。 東京では希少なViewを届けてくれた気象に感謝しつつ、 今朝聴いていく音楽の一曲目は迷うことなく キャロル・キング「(You Make Me Feel Like)A Natural Woman」 を選んだ。 『セント・エルモス・ファイアー…