六本木・最新いや私的アート事情。
師走直前、なぜか仕事がひと段落して
昨日の昼間、六本木を歩く。
ゴトウ花店で知人のバースディの花束を予約して、
青山ブックセンターで本や来年の手帳をチェックしたり…。
小さな用事をいくつか済ませながら、
時間をあまり気にせずに
街をブラブラする。
気持ちが穏やかになってくる。これが生きるビタミンだ
などと思いながら、通りを一本入った道へ向かう。
やっぱりメイン・ストリートからちょっと入った道が好きだ。
Going My Sideways!
?
勝手知ったる裏通りのはずなのに、
目の前に映画館らしき建物が…?
しかも「東京 六本木 ATG」なるポスターが…。
!
ヤラレタ!
会社から歩いて5分のところに、
こんなイイ映画館ができていた!
ATG映画25本を、日替わりで上映しているらしい。
11月3日から30日まで。
エッ! 明日で終わりじゃないか。
灯台下暗しだ。暗すぎる。
忙しい、忙しい、じゃダメだと痛感した。
「書を捨てよ町へ出よう」
「サード」
「あらかじめ失われた恋人たちよ」
「ヒポクラテスたち」
「心中天網島」
…。劇場で観たかった名作がズラリ。
トークイベントも行われたりしたらしい。
ここ2年くらい、映画や映画館から
理由あって距離を置いていたのだけれど、
この手の作品なら…。空き時間を作って、せっせと通いつめればよかった。
「シネマート六本木」、昨年の3月にOPENしたらしい。
よ〜し、これからは、上映作品をしっかりチェックして、
時間を作って駆けつけるぞ。
ABC(青山ブックセンター)で、本。
シネマート六本木で、映画。
あとは、音楽…。
六本木WAVEがなくなって、もう10年近く経つのかな。
今は六本木ヒルズが建っている。
けやき坂のTSUTAYAか、
ミッドタウンにもTSUTAYAがあるから、
そこを覗けばいいのだろうけけれど…。
TSUTAYAで新譜CDを買った経験が、
そういえばまだ人生で一度もない。
ライヴ・ハウスは、ピットインが無くなってもSTB139があるし、
高すぎて行けないけれどミッドタウンにはBillboardがあって、
今日も70年代・80年代を彩った外国人アーティストのLiveが…。
ATGのAは「アート」の略。
六本木ヒルズやミッドタウンができて、
六本木に集う人の絶対数は増えても、
アートっぽさは失われている気がする。