ティン・パン・アレーのSIDEWAYS

季節が流れていく。音楽が聴こえてくる。

2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

聴き方、歩き方、生き方。

iPod純正イヤホンが 音漏れが激しく音質イマイチだったため、 SonyのMDウォークマン純正イヤホンで 代用していた。先日壊れたため、 ノイズ・リダクション付の新製品を買い求めた。 これが、スゴイ! 音はもちろん良くなったが、 とにかくスゴイのが中耳イヤ…

YumingとMinakoの、マグリット。

松任谷由実、1981年のアルバム 『昨晩お会いしましょう』。 ピンク・フロイド等のジャケット・デザインで おなじみのヒプノシスが、アート・ワークを手掛けた。 アイルランドでロケをしたらしい。 ユーミンとおぼしき女性(実際は本人ではない)と、 男性が…

ター坊とタツローの、ターナー。

ようやく梅雨らしく雨が降っていた金曜日。 僕は仕事で相手からの返事を待っていた。 ♪退屈な金曜日〜 思わず、こんなフレーズが口をつく。 山下達郎「ターナーの汽罐車」 1991年のアルバム『ARTISAN』収録。 90年代前半が、僕にとって音楽的に最も“遠い過去…

21世紀のカラカラ浴場。

21世紀のニッポンでは、 大型入浴施設が流行したらしい。 郊外には、露天風呂や多種多様のお風呂を揃え 家族連れで賑わう「スーパー銭湯」が、 渋谷や六本木など繁華街には、 地下深くから温泉を吸い上げ「天然温泉」を謳い文句にする 流行敏感層をターゲッ…

優先順位の付け方。

梅雨入りしたはずが連日晴天つづき。 メディアは早くも水不足をニュースに 取り上げ始めた。 五月末から六月始め、東京など河川下流部に 雷雨等でかなり雨が降った。 この雨を循環させる仕組みをつくれないのか? いつまでも上流域のダム貯水量に依存してい…

入梅じゃ、「RAINY WALK」を聴いて、七夕を待とう。

いよいよ関東も梅雨入りらしい。 今年は五月がちゃんと晴れたから、 しばらくは六月の雨を楽しむことにしよう。 ♪空を覆うプラチナの雲から〜 山下達郎「RAINY WALK」(1979年『MOONGLOW』収録)。 例年、雨の季節の始まりによく聴く曲だ。 今手元に資料が無…

葉山の海と夏が聴こえる。

お気に入り登録させていただいている方々の ブログでも何人か取り上げてらっしゃいますが、 先週のNHK『SONGS』は大貫妙子さんがゲストでした。 私も録画してその日の夜に拝見しました。 4月末、東京オペラ・シティ等でコンサートを行った編成 金子飛鳥さん…

麦の黄金、蕎麦の白。

週末、群馬県をクルマで走った。 梅雨前線による雨でなく、 上空に入り込んだ寒気による雨。 霧雨と豪雨が時間ごとに変化する不思議な天候だった。 絹の糸のような小雨になったとき、 印象的な風景に遭遇した。 小さな道一本を挟んで、左に黄金色が、右に白…

最後にまりやさんを聴いたのは、最後にジーンズを買ったころ。

実は竹内まりやさんの新譜、 『インプレッションズ』『スーヴニール』 『ボナペティ』と聴いていなかった。 ずっと聴きつづけていたのに それじゃ寂しいと思い、 前作『Long Time Favorites』を購入したのだが、 一聴して人にあげた。 理由は大きく分けて二…

ポール・ボキューズで食べ、ジャック・タチを思う。

乃木坂にできた国立新美術館にある レストラン(ブラッスリー) 「ポール・ボキューズ」でランチを食べた。 2時間だ、3時間待ちだと 待ち時間の長さが話題になっていたようで、 そろそろ落ち着くころと思いつつ まだ行列がスゴイならあきらめようと向かった…

六月の霧靄。

今日から六月。 今年はしっかり五月晴れがあったので、 今日から六月らしく雨の話ができる。 まずは、この曲あたりから。 荒井由実「雨のステイション」。 1975年『COBALT HOUR』に収録された、 美しいメロディー・ラインと ティン・パン・アレーの抑制のき…