ティン・パン・アレーのSIDEWAYS

季節が流れていく。音楽が聴こえてくる。

年賀状をスピーディに書く方法。

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押し迫ってまいりました。
松本隆氏『「微熱少年」は「成層圏紳士」になった』ではないですが、
地に足が付いていない生活をつづけている私にとっても、
年末年始というのは“社会性”を意識せざるをえない時。

年賀状も書いています。一応。百枚くらい。
裏面は印刷するけれど、宛名は手書き、さらにひと言を添えて。
切手もできればお年玉付きにして。

それなりの時間と労力を要するこの行為、集中して一気に終えてしまうよう
心がけています。3年くらい前に気づいたのですが、
ある方の曲をBGMにすると格段に効率がアップします。

その方とは、矢野顕子さん。
この方の『Very Best』(添付画像)とか『ホーム・ミュージックⅡ』(ミディ時代のベスト)
を、流しっぱなしにすると、不思議と集中力が高まります。ペンが進みます。

76年デビュー時のリトル・フィートとの競演も凄かったけれど、
80年前後YMOやKILYNで歴史に残るコラボレーションを行いながら、
自らのアルバムでは『ただいま。』以降、テクノ色全開の先鋭的サウンドに、
“ニッポンのお母さん”“ほのぼのファミリー”路線の詩を歌った矢野さん。

私の矢野さんフェイヴァリット・ソング・ベスト3は
「ひとつだけ」「GREENFIELD」「電話線」ですが、
その年の年初にいただいた友人・知人たちの家族で写った写真年賀状を見ながら、
次年の年賀状を書いていると、「ごはんができたよ」「ラーメンたべたい」も心に響きます。
もっとグッと来るのが、「Home Sweet Home」と「また会おね」。

これ、理由がわかりました。89年から90年になるとき、
やっぱり猫が好き 年忘れスペシャル」というフジテレビの特番があって、
矢野顕子さんと忌野清志郎さんとがデュエットしているんです。
番組主題歌「DAVID」と、この2曲を。

私はリアル・タイムでは見ていなくて、3年ほど前にビデオで見たのですが、
出演者のもたいまさこ室井滋小林聡美さんはいい味を出していて、
三谷幸喜氏さんの脚本は面白く切なくて、
このお二方のLiveはやっぱり味があって“年末”ってカンジなんです。私にとって。

今年も早く書かなければ…。
例年はクリスマス絡みの連休にやることが多いんだけれど、
今年はまだ書けていない。