ティン・パン・アレーのSIDEWAYS

季節が流れていく。音楽が聴こえてくる。

He met her.

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ほかにも、十二月の雨を歌った名曲は多い。

1974年10月だったそうだ。山下達郎氏は、日本青年館に、御茶ノ水イシバシ楽器
主催するコンサートを観に行かれた。当日のゲストは、吉田美奈子さんで、
お二方の出会いはこの日が初めてだったそうだ(1973.9.21にニア・ミスはしているらしいが…)。
コンサート終了後、山下・大貫・村松シュガー・ベイブの御三方は、
荒井由実さん「ミスリム」のレコーディングへ。

1枚目「ひこうき雲」には、コーラスにシュガー・ベイブのクレジットはないので、
この2枚目が山下氏とユーミンの出会いでもある。
コンサートを終えた美奈子さんもこのレコーディングに駆けつけ、
「いっしょにコーラスやろう!」と引っ張り込まれたそうだ。
(1995年4月ごろ発売の「BRIDGE」誌より内容抜粋)

この曲のクレジットは、シュガー・ベイブの御三方だと思うけれど、
彼・彼女たちのハーモニーが、楽曲に60年代ポップスのチャーミングさをplusする。

♪雨音に気づいて遅く起きた朝は まだベッドの中で半分眠りたい
荒井由実さん「12月の雨」。“時はいつの日にも親切な友達 過ぎて行く昨日を物語に変える”
というフレーズは名言だと思う。

十二月の雪、ましてやそれにクリスマスが加わったりすると、歌になりすぎるけれど…。
ありふれた日常のちょっとした変化として、十二月の雨は歌になりやすいみたいだ。