ティン・パン・アレーのSIDEWAYS

季節が流れていく。音楽が聴こえてくる。

期待値と距離感。

期待値を、僕が勝手に高く設定しすぎてしまったのかも知れない。 「良かった」「感動した」そんな思いに浸り切れない ライヴや新譜に接したとき、どうすればいいか? スルーすればいいのだ。ここに記さなければいいのだ。 但し、今回は、このために、 それま…

初 の“生”。僕は何を感じたか。

金曜日、日本武道館の竹内まりやライヴへ。 まだ大阪城ホール2Daysが残っているようで ネタバレになりますが、記させていただきます。 ご容赦そしてご注意ください。 とにかく、生まれて初めての“生”竹内まりや。 10年前のライヴのときは忙しくて、ライヴが…

40年後、渋谷で叩く。渋谷で歌う。

そろそろ仕事が年末モードに入った 11月の最初の金曜日の夜19時からのライヴ。 行けなくてもいいや、還暦祝いだと思って、チケットをとった。 11月5日(金)「斎藤ノブ 還暦6夜 –ロック屋–」と題するライヴ。 ノブさんの還暦を祝って、ノブさんと交流のある…

湘南ランニング・ミュージック。

10月の終わりにマラソン・レースがあるため、 寸暇を惜しんで走っている。 本番までにとにかく距離を重ねないと、 目標タイムはクリアできないしまず完走もできない。 先日は湘南を走った。 茅ヶ崎から平塚・二宮を抜け大磯で折り返して帰ってくる20kmのコー…

夏の終わりのアンビバレンツ。

もうすぐ一週間経ってしまうが、 9月5日(日)東京JAZZの夜公演を聴きに 有楽町・東京国際フォーラムへ行った。 東京JAZZは、2001年か2年から始まったはず。 ハービー・ハンコックがイベント全体のプロデューサーという ような位置付けで、会場も野外・味の…

天才少女の原風景。

〔ティン・パン・アレーを訪ねて〕第19回 玉川上水を走るランニング講習会に参加した。 今年の夏の暑さは異常で、余程の早朝か深夜でないと、 走り続けられない。すぐに熱中症になってしまう感じだ。 2時間走るつもりが1時間、 1時間走るつもりが30分と 一人…

連続ドラマか? 一話完結か?

行って来ました。8月6日(金)、 山下達郎コンサート・ツアー初日の厚木市文化会館へ。 2年連続でライヴが観られることに、まず感謝。 57歳になっても3時間歌い続けられるプロフェッショナリズムに感服。 初日なので演奏曲の詳細については避けるが、 オープ…

延期の理由は?

山下達郎9月15日発売予定のアルバム『WooHoo』(ウーフー)が、 制作上の理由により、発売延期となったそうだ。 前回書き込んだ直後に(一ヶ月経ってしまった)、 僕が買ったシングル4枚を含むNEWアルバム発売が発表され、 「えっ? 新譜が出るなら出るとも…

新譜を聴いて、夏が来る。

山下達郎シングル「僕らの夏の夢」「希望という名の光」 「ずっと一緒さ」「街物語」を購入した。 日曜夜のTBSドラマ「新参者」が思いのほか面白くて、 その主題歌「街物語」がまたバッチリはまっている気がして ちゃんと聴きたいと思ったのと、 初日と最終…

最前列の夜。

5/21(金)銀座・ヤマハホールの 『国府弘子meets吉田美奈子』Liveへ。 19時の開演に遅れないよう、18時半過ぎに会社を出て、 五月の黄昏時のオフィス街を銀座に向かって歩く。 15分ほどで会場へ到着。オンからオフへ、わずか15分。 途中コンビニエンス・ス…

They live in my Life.

山下達郎コンサートの先行予約の結果が出た。 デビュー35周年を記念して35公演。 達郎さんのいつものツアーよりやや少なめの公演数ということもあり、 気合を入れて先行予約に臨んだ。 今回は、ファンクラブを除けば 「ぴあ」のプレミアム会員特別先行予約が…

連休ど真ん中のハッピー・エンド。

連休ど真ん中の5月3日、 「Springfields’10〜東京場所〜」と題された 複数アーティスト参加型ライヴを聴きに日比谷野音へ。 直前までチケット発売中のPushメールが送られてきたり、 実際当日券も販売されていたが、 これは連休ど真ん中の開催ということが大…

空気までレジェンド。

金曜日、日本武道館の キャロル・キング&ジェームズ・テイラー “TROUBADOUR REUNION TOUR 2010”へ。 二人の共演はもちろん、 ラス・カンケルD、リーランド・スカラーB、ダニー・コーチマGといった 伝説のザ・セクションの面々がバックを固めるとのことで、 …

生きるレースを走るペース。

少しご無沙汰してしまった。 4/10(土)にマラソン大会があって、 人生初のフル・マラソン完走に向けて、 時間を見つけては準備にいそしんだため、 家でPCを見る絶対時間が減少→BLOG一ヶ月近く書き込めず という状況に至った次第。 おかげさまでマラソンは何…

初心者のための音楽?

週明け月曜日の昼間、久々に六本木に出た。 多少時間があったので、本屋でゆっくりすることにした。 10年以上前、六本木の駅の上に会社があったころは、 青山ブックセンターで本を見て、 WAVEでCDやビデオをチェックするのが、 昼間サボるときの黄金パターン…

進化への向き合い方。変化への付き合い方。

会社のPCが新しくなった。 デスクトップ型からノート型へ。 OSだと2000ProからXPになったのかな。 変わりたての今は、便利と不便が混在している。 処理速度が速くなってうれしいと思った矢先、 保存した書類の置場や配置が変わったのにとまどったり…。 こん…

カバンが替わると、オンガクが変わる。

2月の東京の日照時間は、 例年に比べてかなり少ないのではないだろうか? 加えて平均気温も低いのではないだろうか? この一週間、曇天が続き、冷たい雨や雪が降って、 とにかく寒かったという印象。 ロンドンみたいだな? そんなことを思いながらも、ロンド…

読む春。

節分の日、富田ラボの新譜『Shipahead』届く。 まず、したこと。パッケージを開けて、 アルバム最後の楽曲「千年紀の朝」の詩を読んだ。 いつ以来だろう? 吉田美奈子さんの新しい詩を拝読できるのは。 あれは…? そうだ。トリノだ! 4年前のトリノ五輪の開…

見聞いや観聴・備忘録。

年末年始の一瞬のブレイクなど無かったかのように、 慌しく過ぎ去る日々。流されていると、先日のユーミンの BS番組のように、知らずにスルーしてしまう感動も多い。 イヤ感動したことすら忘れてしまうほど、 毎日が忙しく過ぎていくので、ここに記しておく…

また、ひとつ、Dream Comes True。

土曜日、川崎でマイケル・ジャクション『This is it』を 観ていた。周りで何人もが絶賛していたので、 それなら観てみようかと、DVD発売目前ながら、 いい音のする劇場のどセンターの席で鑑賞した。 ヒジョーに感動したのだが、この作品に関しては後日 記すこ…

遠くへ行きたい。

今年も年越しはブルーノート東京の カウントダウンLiveだった。 今年はインコグニート。 昨年のパット・メセニーほどの個人的な思い入れはなかったが、 どこか英国の匂いのするジャズ・ファンクを リラックスして楽しむことができた。 リーダーのブルーイは…

涙は、夢と現実の間を流れる? 今と過去の間を流れる?

26日(土)待ちに待った “Ryuichi Sakamoto Playing The Piano featuring Taeko Onuki”を 聴きに東京国際フォーラムへ。 MC無しで数曲、教授がソロ演奏の後、大貫さん登場。 教授がイントロを奏でる〜♪ この曲は…? 「色彩都市」だ! 1982年アルバム『クリシ…

Live is Massage.

師走になり初めての週末、 夏ごろから続いた忙しさもようやく落ち着きを見せ始め、 金曜・土曜とライヴを楽しむことができた。 金曜日は、会社の先輩が参加しているバンドを 新橋の外れにあるライヴハウスへ聴きに行った。 カウンターでお酒を用意してくれる…

靖国とスモーキー。

この週末も、直面する仕事の処理と 所有する資格の更新のため、のんびりできず。 日曜日は、九段下界隈にいた。 皇居のお堀周辺の紅葉が綺麗だったので、 昼休みを利用して見に行った。 そうだ。どうせなら…、 靖国神社に行ってみようと思った。 朝、歩きな…

音楽を聴くように、講演を聞く。

井上陽水ライヴで東京国際フォーラムを訪れてから 10日ほど経った土曜日、再び同会場を訪れた。 今日は音楽でなく、あるセミナーに出席するために。 基調講演で某外資系大企業の会長のお話を拝聴したのだが…、 これがハンパじゃなくスバラシかった。 松下幸…

慌しく初ライヴ。

扉を開けると、一瞬の静寂の後、印象的なあのイントロが聴こえてきた。 木曜日、井上陽水@東京国際フォーラム。 仕事が手間取り、国際フォーラムに着いたのが開演30分後。 入場口へ走り、席に向かってエレベーターや階段を駆け上がった。 ようやく自分の席に…

雨の降った日曜日の夜は。

日曜日、大貫妙子「ピュア・アコースティック2009」Liveへ。 “最後のアコースティック・ライヴ”という言葉に惹かれたのと、 後は忙し過ぎる日常にちょっと線を引きたかったのと、 JCBホールという会場にもちょっと興味があったのと…。 “最後の〜”という意味は…

無理やり言葉を紡ぎます。

金曜日21時、六本木STB139の 吉田美奈子×渡辺香津美ライヴに 開演1時間半遅れで到着。何とか2部の最初から聴くことができて、 今年1月の六本木ビルボードのライヴは22時開演だったのに 行くことができなかった。それに比べればマシ。 ダブル・コールまであっ…

摩天楼の衣擦れ、女神たちのドレス。

先日の、晴海からお台場方面を見て浮かんだのは “摩天楼の衣擦れ”でなく、停泊している“緋色の帆を掲げた都市” だったなぁ。はつぴぃえんど(はっぴいえんど)「風をあつめて」 (松本隆・作詞、細野晴臣・作曲)の歌詞さえ 二番と三番がテレコになってしま…

埠頭を渡る風に吹かれ、摩天楼の衣擦れを聞いた日。

【ティン・パン・アレーを訪ねて】第18回 当Blog内に、こんな連載があることを思い出した。 ティン・パン・アレー所縁の通りや界隈を訪れたとき、 その道や街にまつわるあれこれを綴る不定期連載 「ティン・パン・アレーを訪ねて」。検索してみたら、第18回…