ティン・パン・アレーのSIDEWAYS

季節が流れていく。音楽が聴こえてくる。

カバンが替わると、オンガクが変わる。

tinpan19732010-02-20

2月の東京の日照時間は、
例年に比べてかなり少ないのではないだろうか?


加えて平均気温も低いのではないだろうか?
この一週間、曇天が続き、冷たい雨や雪が降って、
とにかく寒かったという印象。


ロンドンみたいだな?
そんなことを思いながらも、ロンドンに因む音楽を聴くこともなく、
日々を過ごしている。


実は、鞄を替えたのだ。
鞄を替えて、この一週間、iPodを持ち歩いていないのだ。
僕のiPodはかなり旧型のため重い。
その重さがネックとなって、持ち歩くのを見合わせている。


今までの鞄は、トート・タイプだった。
といっても往年のL.L.Beanのように上部の開いたキャンバス地ではなく、
上部はチャックがあり、キャンバス地でなくナイロン地。
モス・グリーンのような控え目な色合いで、仕事に持ち歩くのに
それは重宝した。4〜5年は使い続けたと思う。


トート・タイプなので、肩にかけることができ、
満員電車の中でどうしても本が読みたいとき、
両手を使うことができる。
トート・タイプは容量も大きく、夏の暑いときは、
ジャケットを折り畳んで収納することもできた。


中にB4までの書類が折らずに入ること。密閉できて雨に濡れないこと。
これは、ここ二十年近く鞄を選ぶときに持ち続けてきた基準だ。
雨に強いことは重要で、あるとき革製のバッグを持っていたことが
あったがすぐにボロボロになり、一部が黴てしまったりした。
それ以来、革を選ぶことは無くなった。


4〜5年愛用したモス・グリーンのナイロン地トート・タイプが、
ついに綻び始めたので新しい鞄を探した。
Lexonとかを実際に見て触って選びたかったのだが、
リアル・ショップではほとんどお目にかかれず、
Webだけじゃ不安なのであきらめた。


先日、自由が丘を歩いていたら、
オレンジのちょっと変わったデザインのバッグが目に入った。
ナイロン製だ! B4まで入るだろう! 
色がちょっと派手な気もするが許容範囲だろう!
かなり安くなっていたので購入することにした。
ショルダーになることも選んだ理由のひとつだ。


朝が早くなって、電車の混雑が半端じゃなくなって、
鞄を網棚の上に上げることはほぼ不可能。
トート・タイプなので肩にかけ本を読むこともできるのだが、
それさえも周囲に迷惑をかけそうな混雑ぶり。
おとなしく前でかかえて両手がふさがり、
電車の中でできることは音楽を聴くことともの思いに耽ることだけ。


そんな日々を変えようと、ショルダー・タイプにしたのだ。
初めての日、家を出ようとしたらかなり鞄が重いので驚いた。
これは肩に負担がかかるな…。
今、“走る”ことにかなり生活の重きを置いていて、
“走る”には肩がかなり大事で、肩甲骨周りを柔らかくしておきたい、
左右バランスよく、猫背にならぬよう…などと意識するわけで、
少しでも軽くするためiPodを鞄から出した。


それが今週月曜日。そこそこ本は読めたけれど今日金曜日、
やはり音楽が欲しくなってiPodを持参した。
鞄に入れるのでなく、ジャケットの胸ポケットに入れた。
これなら左右バランスがとれ猫背にならない…。


鞄が替わり、僕の音楽環境が変化している。
iPodを買い換えようかな? 軽くて容量のあるタイプに
と真剣に考えている。