延期の理由は?
山下達郎9月15日発売予定のアルバム『WooHoo』(ウーフー)が、
制作上の理由により、発売延期となったそうだ。
前回書き込んだ直後に(一ヶ月経ってしまった)、
僕が買ったシングル4枚を含むNEWアルバム発売が発表され、
「えっ? 新譜が出るなら出るともっと早く言ってくれよ!
コンサートを楽しむためにシングル4枚買っちゃったじゃないか」
と思いつつも、ボーナス・トラック『JOY1.5』を楽しみに、
それから吉田美奈子の作詩・コーラス参加が久々にあるのでは?
(とNEWアルバム発売が迫るといつも思うのだが…)
と微かな期待をして、amazonに予約した。
そして、今日、amazonからのメールで発売延期を知った。
以下、あくまで推測だが、今回の延期の理由を考えてみたい。
まず思ったのは、レコード会社側とアーティスト本人との思惑の相違。
達郎さんは、9/15にこの種のアルバムを出すことに
抵抗を感じていたのではないだろうか? だって…、
●9月15日という時期が中途半端。
8月上旬から10月下旬までのツアーの半分以上が過ぎた時期。
シングル発表曲以外の新曲をツアーでやるには何とも中途半端。
●既発シングル4曲を中心とした構成、
ボーナス・トラックに『JOY1.5』という内容が中途半端。
前作『SONORITE』『COZY』のときにも感じたが、
既発シングル曲の作品集でなくトータリティあふれる
アルバムを、そろそろ発表したいのでは…?
(アルバム・プロモーションの場で達郎さんの口から
「こんどのアルバムは“五目味”」という言葉を聞くたび
辛かった。ここ数作)
●『JOY』にしても、『JOY1.5』でなく『JOY2』として
きちんとした作品として発表したいのではないだろうか?
たしか、1988年『僕の中の少年』のときも
8月末に発売と一度アナウンスされ、発売されたのは10月に
なってからだった。当時FM誌か何かに、
「8月発売はレコード会社が勝手にアナウンスした」云々の
インタビューが記載されていたはず。
あれから22年ほど経っても、まだ…。
イヤ…、山下達郎ほどメジャーな存在になってもまだ、
こうした「発売延期」騒動は繰り広げられるのだろうか?
もうひとつ考えられるのは、この「発売延期」そのものが
話題作りの一環ではないか?ということ。
いずれにせよ、すばらしいNEWアルバムを、
できれば吉田美奈子が作詩・コーラスに参加した作品が収録されることを
心待ちにしていたい。
そろそろいいじゃないですか?
YMOも、
サディスティック・ミカ・バンドも、
キャロル・キング&ジェイムズ・テイラーも、
坂本龍一&大貫妙子も…、
ユーミン+キャラメル・ママ(-鈴木茂)のテレビ番組も、
このblogを始めて4年ちょっとで次々と実現してきたのだから…。