ティン・パン・アレーのSIDEWAYS

季節が流れていく。音楽が聴こえてくる。

地球の帳尻。本日の音楽。

tinpan19732007-03-15

ここ一週間ほど寒い日が続いている。
今にも桜が咲きそうな勢いだったけれど、
季節が足踏みというか逆戻りしている。


いや、暖か過ぎた冬の帳尻を合わせるように、
季節が、大気が、地球が、宇宙が、
バランスをとっているのだろう。


“調子に乗るとバチが当たる”
小さい頃から、良い事のあとには必ず悪い事が起きた。
“冬来たりなば春遠からじ”
逆もまた然りだった。
“盛者必衰の理をあらはす”
12世紀の平家も、16世紀の豊臣家も、19世紀の徳川家も、
80年代のバブル経済も、00年代のIT長者も…。


自分の感情や境遇や、身の回りの出来事や、
天気や気温や季節といった天空現象は、
UP & DOWNを永遠に繰り返すのだろう。


ありのままでいい。そのままでいい。
吉田美奈子「GRACES」「Tale of the Season」を聴こうか。
それとも、「UPTOWN」にシュガー・ベイブ「DOWNTOWN」か。
「UPTOWN GIRL」に「DOWNTOWN BOY」もありかも。


いや、先日のLiveの興奮いまだ冷めやらず。
サディスティック・ミカ・バンド『黒船』を、
また今日も頭から聴きながら出かけよう。


ここにも記したと思う。
昨年の夏の終わりの朝、
羽田から関空へ向かう飛行機から見えた風景。
房総半島にも三浦半島にも見えたけれど、
地理的にやはり伊豆半島だったと思う。


人間が住む家なんて、海辺のほんのわずかな点。
ほとんどが樹木の山々の深い緑のモノトーン。
少し靄がかかって、本当に墨絵のようだった。
「地球はまだだいじょうぶ」と思った。


「墨絵の国から」で2006年夏の気持ちに戻り、
嘉永六年六月ニ日」から「嘉永六年六月四日」で、
(とくに「嘉永六年六月ニ日」がLiveで聴けて嬉しかった!)
Takanakaのギターに痺れた1980年17歳の自分に浸ろう。


そして会社に着いたら…、
2007年3月15日の現実。