ティン・パン・アレーのSIDEWAYS

季節が流れていく。音楽が聴こえてくる。

土曜の夜のヒット・パレード。

tinpan19732007-02-25

土曜日18時ごろ、
ワインを嗜む集いに出掛けるため
身支度を整えていた。


ひと通り準備を終えると、
平日朝と同様、移動中にiPodで聴く曲を選ぶ。


季節、気候、時間、天気、気分…
に応じて自分で曲を選び、順番を指定できるのは
うれしい。ハード・ディスクの関係で、選択肢はまだ10GBぐらいだけれど。


epoも買ったことだし、『ひょうきん族』エンディング・メドレーでも
 聴きながら行くか…」
土曜日、パーティに出掛けていく気分にぴったりのリストができあがった。


①DOWN TOWN/epo
②土曜の夜はパラダイス/epo
③涙のクラウン/epo
④土曜日の恋人/山下達郎
⑤土曜日は大キライ!/松任谷由実
⑥SATURDAY NIGHT ZONBIES/松任谷由実
⑦恋はNO-RETURN/松任谷由実


自分の記憶を頼りに、一応時系列に並べてみたつもりだ。
聴いていて、いろんな“あの頃”が甦ってきた。


それにしても、⑤から⑧を聴いたのはいつ以来か?
ひょっとしたら、オンタイムだった1986年〜88年以来かも知れない。


音から、サウンドから、とにかく時代を感じる。
⑤『ALARM a la mode』収録 1986年
⑥『ダイヤモンドダストが消えぬまに』収録 1987年
⑦『Delight Slight Light KISS』収録 1988年


⑤は、ドラムが生音。たぶん林立夫氏が参加した
最後のユーミン・アルバム。
⑥は、シンクラヴィアの音。今では稚拙に響く金属音。
バブル前夜を象徴する音。
⑦も、シンクラヴィア。ただ⑥に比べると
進化したデジタル音と思う。


このblogで何度も取り上げさせていただいる
敬愛するティン・パン・アレー系音楽家のほとんだが、
“寡作”となっていった1980年代半ば以降。
ユーミンは、一年に一度必ず新作を届けてくれた。
過程を晒す、テクノロジーの進化にとまどいを感じながら、
その時できるベストを尽くす、という姿勢は好ましい。
松任谷正隆氏はエライ!などと思っているうちに、
めざす店が見えて来た。