ティン・パン・アレーのSIDEWAYS

季節が流れていく。音楽が聴こえてくる。

15番目の月、16番目の月。

ALFA MUSIC LIVE。
満月の夜と、次の日の夜に行われたわけだ。

“次の夜から欠ける満月より”
14番目の月が好きだと、清元の歌詞のように歌いアルファを去ったユーミンも、
吉田美奈子も、細野晴臣も、林立夫も、鈴木茂も、松任谷正隆も、高橋幸宏も、いた。
山本潤子さんはどうしたのだろう?
ポンタの登場の仕方はカッコ良かった。
教授は無理だったけど、坂本美雨がいい挨拶をした。
他にも林立夫小坂忠大村憲司のジュニアが登場。親と同じパートを味わい深くプレイした。
村井邦彦氏の古希を祝うという、ただの同窓会的な集まりでなく、
この若人たちのプレイが未来を感じさせた。アルファらしかった。
(敬称略)

新と旧の集い方のひとつの在り方を提示してくれた。
総合演出・松任谷正隆氏のらしさが出ていた気がする。
セット替えをするのに緞帳を下ろし、その前にMCがつなぐという手法も
オーソドックスなんだけれど気が利いていると思った。

このライブは渋谷でやるべきなんだと思った。
パルコ劇場がまだあれば、そこでやったのかな?
よくアルファのライブをやっていたはず。緊張のあまり最初から泣き通しだったという
荒井由実のデビュー・ライブもパルコ劇場でのアルファのライブだったはず。
西武(セゾン)から東急へ。それも必然。
先行予約が流れ、その後の抽選外れまくったけれど、なぜかこのライブ、
ゼッタイ観られると思っていた。
僕のセレンディピティ

さて今日は、満月から一夜経った大きな月を眺めながら帰るとしよう。
ピークは過ぎたかも知れないけれど、また新しいピークを違う方法論で作り出しそうな面々の
パワーを、たくさんいただいたことに感謝して。

※久々に書くと、なかなか思いがうまくまとまりませんね。