ティン・パン・アレーのSIDEWAYS

季節が流れていく。音楽が聴こえてくる。

この曲とこの道あの店西麻布

 
あの頃の想い上書き西麻布
美化し補正し私遺産
 
呑んでいい気持ちになって、
電車はまだあり西麻布から表参道まで
ほろ酔いで、いつものようにこんな気分の時は
大貫妙子「若き日の望楼」を
口ずさみながら歩く道。
♪あの頃朝まで熱くパンとワインで私たちは語った〜
その道すがらにある、あのお店の、
数年前に店は閉めてしまったけれど、
看板だけはずっと残っていた。
高くて買い手がつかないという話も
ごもっともと思い、今日も大貫妙子を口ずさみながら
店の前を通ると…。
店の名を記す看板が無くなっていた。
いろいろ建物の外観が変化していた。
とりあえずスマホに収めた。
これから、何らかの開発が行われる気配が…。
時よ、どんどん流れればいい。
流れれは流れるほど、
僕たちのあの時はますます美しく麗しく
刻まれるのだ。
想い出の特権というヤツだ。
シェイクスビアも、バルザックも、ヘミングウェイも、村上春樹も、
肯定してくれるはす。
 
大貫妙子『Romantique』が発売40周年をこの7月21日に迎えられるそうで。
おめでとうございます!
#ROMANTIQUE40th
なるハッシュタグTwitterにあることを知った日、
いつものように西麻布から表参道を、このアルバムの中の一曲を
口ずさみながら歩いたのでした。この20年ぐらいの私のルーティン。
 
その日Facebookに記した文を、ここにも記して、
一ファンからのお祝いとさせていただきます。