ティン・パン・アレーのSIDEWAYS

季節が流れていく。音楽が聴こえてくる。

La La Means We Live Here.

tinpan19732008-05-24

遅ればせながら、吉田美奈子さんが
音楽を担当されている成田空港開港30周年CM
の映像をWebで拝見する。


30年、成田闘争の闘士たちは今どうしているんだろう。
1978年、美奈子さんは発売元がRVCからアルファに移り
村井邦彦氏プロデュースでL.A録音『Let’s Do It』を発売。
山下達郎さんは今はなき六本木ピットインのLive盤『It’s a Poppin’ Time』と
年末近くに『GO AHEAD!』。
細野晴臣さんはYMOを始められ、一枚目が発売された年。


この御三方が、長門芳郎氏によるマネジメント・オフィス「ウィルパワー」から
旅立って行かれたのが、78年かその前77年だと思われます。
それから、ティン・パン・アレーがクラウン・レコードと契約終了し、
自然消滅に向かったのも、たしか78年。


美奈子さんのL.A録音は、成田ができる前羽田だったんじゃないかな?
細野さんたちYMOの最初のワールド・ツアーは成田からだったに違いない。


空港。ヒトやモノが行き交う場。
そして、さまざま思いが…、夢や希望や挫折やリセットやリフレッシュやリスタートや
友情や愛情やビジネスやプライベートや大志や罪悪…が交錯する所。
CM音楽の美奈子さんのスキャット♪La La La〜が、
いろんな人のいろんな思いのひとつひとつを表現しているような気がして、
刹那い。この人の深〜い深〜い詩をかみしめながら聴くのもいいが、
スキャットを聴くのも吉田美奈子の楽しみ方のひとつだ。
ジ〜ンとしてちょっと切なく哀しくなったり、
かと言えば10年ほど前のNHK朝ドラ『すずらん』主題歌では、
♪La La La〜に、たしかな希望や意志を感じた。


空港。昨年、久々に成田から海外へ渡航して、
エアポート・ソング特集をしようと思ったのを、そういえば思い出した。
こんどトライしてみよう。


最近、書き込みの頻度が落ちていますが、
仕事量の増加が理由です。仕事中にいろいろな “待ち”の時間が
あって、その時間を利用して気分転換を兼ねてこのBlogを書き綴る
というパターンがこれまで多かったのですが、スタッフが減ったりしたため、
単純な“待ち”時間というのが圧倒的に減少してしまったわけです。


頻度は落ちますが、これからも好き勝手を綴っていきますんで、
皆さま今度ともよろしくお願いいたします。