ティン・パン・アレーのSIDEWAYS

季節が流れていく。音楽が聴こえてくる。

フシギな余韻。「Pide Piper Days」

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コンサートじゃない。でも、貴重なLive音源を聴くことができた。
公共の電波に乗らない。だからこそ、面白いここだけの話が聞けた。

「Pide Piper Days Vol.14」と題されたトーク・イベントに行ってきた。
シュガー・ベイブの初代マネジャー”“パイド・パイパー・ハウスのオーナー”長門芳郎氏と
“「Groovin’」編集長”土橋一夫氏を司会に、
大貫妙子さん、竹内まりやさんのRCA時代のプロデューサー”
“細野さんのノン・スタ/モナド時代のディレクター”牧村憲一氏がゲスト。
私にとって“伝説”の方々のお姿を実際に拝見し、そのお話を拝聴し、
(アーティストご本人よりも、スタッフの方のほうが
 “伝説” だったりするんです。広告の世界で働く私にとって…)
希少な映像や音源を視聴することができた貴重な時間だった。

不思議な余韻が残っている。
この余韻が消えないうちに、今日の丸の内での数時間をメモ代わりに書き留めておこう。

◆1976年10月・新宿ロフト吉田美奈子「ラムはお好き?」
バックは山下達郎氏もメンバーだったFlying Kid Screw&矢野顕子さん(Key,Cho)
このWeblogでも先日取り上げた「THE DIG」のあの写真のライヴ音源!
(雑誌の日付は誤っている模様)
今日、家から会場に行くまで、細野さん『泰安洋行』を聴いて、
その後美奈子さん『FLAPPER』を聴いていた。ちょうど「ラムはお好き?」が終わるころ、
会場に着いた。そしたら、イベントでこのLive音源が聴けた。
うれしくって、ちょっとフシギだった。
こんなLiveを、もう一度、生で見ること…。できると信じよう!

◆1974年10月(?)目黒・細野晴臣「ほうろう」
FM東京の公録? 純正ティン・パン(K松任谷氏)+小坂忠氏・美奈子氏(Cho)
をバックに、何と細野さんヴォーカルの「ほうろう」が…!? 
いつもイヤイヤ歌う細野さんが、この時は「歌おうとして歌っている」
という牧村氏の解説、ナルホドと思いました。

◆1974年10月(?)目黒・ハックルバック「100ワットの恋人」
上記と同日の収録。音がいい。録音も、それから今日の会場KENWOODさんの音響機器も。
なぜか、今日、この辺りで熱いものが込み上げてきて、目頭がジ~ンと来てしまいました。

ほかにも、いきなりオープニングで、三ツ矢サイダーのCMが見られたり、
風吹ジュンさんや秋吉久美子さんの
 映像が流れ、タイム・トリップしてしまった)
大貫妙子さんの81年渋谷公会堂コンサート「黒のクレール」や、
ムーンライダースをバックにシャンソンを歌うLive映像が見られたり、
何度も言いますが、貴重な機会でした。どうもありがとうございました。

定期的にこのような会を開催してもらえないものでしょうか。
(Pide Piper Daysとは別個に)
貴重な音源を聴くことができて、牧村氏のトークがあって、
その後質疑応答コーナーもあるような…。
2時間でキャパ50人くらいで…。
会費とってもいいと思う(少なくとも私は今日そう思った)。
ちょっと企画書にまとめてみようか。
などと、思ったりしました。