ティン・パン・アレーのSIDEWAYS

季節が流れていく。音楽が聴こえてくる。

スバラシイけどちょっとザンネン。『THE DIG』シュガー・ベイブ特集

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12月くらいから忙しくなり、本屋にあまり行けなくなった。
会社が入っているビルにも本屋はあるのだが、なんせ『ADLIB』も置いていない本屋である。
忙しさが続くと雑誌が立ち読みできなくなり、私は精神に異常を来す。
先日、数ヶ月ぶりに大き目の本屋を覗いた。
シンコー・ミュージックから出ているムック『THE DIG』が、
シュガー・ベイブ「ソングス」30周年記念特集だった。

下記1~3が決め手となり、買うに値する内容と判断し購入した。

1.村松邦男氏のWebサイトで好評連載中のドキュメンタル・フィクション小説「あるバンドの物語」が
 本人許可のもと再掲載されていた。
http://www.net-sprout.com/

2.木村ユタカ氏による仮想セカンド・アルバム・レビューが書かれていた。

3.今まであまり見たことのない、シュガー・ベイブの写真が掲載されていた(さすが、シンコー・ミュージック!)。

ほかにも、

吉田美奈子矢野顕子山下達郎の御三方がライヴハウスでジョイントしている
 一枚写真が掲載されている。

大貫妙子さんのソロ・デビュー直前76年10月号『ヤング・ギター』の
 インタビュー記事が採録されている。

あたりも、興味深かった。あとは、ありがちだけれど
シュガー・ベイブ・ファン必聴の“日本のシティ・ポップ究極の名盤50”」の選者に
サエキけんぞう氏の名があったのも大きかった。

読み終えて、面白かったし、私にとって保存誌となる内容だ。
ただ、次の点を指摘しておきたい。ファンとして残念だったし、
ビジネスで言葉を扱ったことがある人間として、配慮してほしいことだから…。

●言葉の統一の不徹底。「ティンパン・アレイ」と「ティン・パン・アレー」の混在。

吉田美奈子さんデビュー・アルバム「冬の扉」と誤記数ヵ所有り
 (この間違いをする本・雑誌が時々ある)

小坂忠氏のアルバム名「HOBO」になっているところ有り。

マズイ!! 趣味で読む雑誌でさえ、誤字脱字が気になってしまっている。
最近校正作業に追われていたりするもので…。
仕事もそうだし、このweblogも、“自分のことは棚に上げて”にならないよう気をつけよう。