ティン・パン・アレーのSIDEWAYS

季節が流れていく。音楽が聴こえてくる。

2枚の「バンド・ワゴン」(旧盤再発へ一ファンからのお願い)。

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1989年に「Beauty」を加えたので、1975年にも1枚加えます。
鈴木茂氏「BAND WAGON」、この作品もなぜか1976年だと思い込んでました。失礼しました。

75年だと1ドルがまだ360円の時代でしたっけ?
持ち出せるYENもまだ制限されていたのでは…。
はっぴいえんどでのラスト・アルバムの海外レコーデョング経験をもとに、
茂氏が単身渡米して制作したソロ第一弾。

1曲目「砂の女」はやっぱり名曲だと思うし、
「八月の匂い」「微熱少年」など松本隆氏とのコンビもバッチリ。
(国際電話で詩を口述筆記した…という逸話も聞いたような気がします)
この時代を代表する作品だと、間違いなく云えるでしょう。

当然、私はCDを持っています。夏に聴くことが多いアルバムです。
ところが、今年は発売30周年らしく、茂氏ご本人によるマスタリングで、
ハックルバックのライヴ映像+茂氏インタビューのDVD付きで、
記念盤として再発されたのです。

特典の魅力に負けて、買い求めてしまいました。
同じことを12/7シュガー・ベイブ「SONGS」30周年記念盤でもしてしまいそうです。

私は、はっぴいえんどティン・パン・アレー系の音楽が好きですが、
ファンでありコレクターではありません。
旧盤に何らかの特典を付けて、何度も商売をしないでほしい
と、正直思います。

どうせなら、その作品の既購入者に対する特典(ユーザー特典)
というのがあってもいいのではないか?
とも、思っています。

山下達郎氏のRCA/AIR作品リ・イッシューのとき、
荒井由実さんのDVD映像付きBOXセットのとき、
「今、自分が持っているCDを、販売店に持っていくと、
 下取りしてくれて、ある程度廉価で再発盤を購入できないか。
 あるいは、特典部分だけ購入できないか」
かなり真剣に思ったものです。

コンピュータのソフトウェアのヴァージョンUPの考え方です。
地球環境にも、CS(顧客満足)の面でも効果的だと思います。
レコード会社の方、ご一考いただけないでしょうか?