ティン・パン・アレーのSIDEWAYS

季節が流れていく。音楽が聴こえてくる。

そして教授は、世界へ。「Beauty」

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すみません。忘れちゃいけないアルバムが、1989年発売でした。
坂本龍一氏「Beauty」。翌年発売だと思い込んでいて、
大貫妙子さん「New Moon」と合わせて90年発売モノで
(この2枚を90年の夏によく聴いたもので…)
追加レビューをしようと思っていました。

88年「ラスト・エンペラー」でオスカー受賞、
“世界のサカモト”となった教授が、ヴァージン・レコードと契約して
世界発売した第一弾が、この「Beauty」。

ブライアン・ウィルソンユッスー・ンドゥールロバート・ワイアット
アート・リンゼイ、オキナワチャンらをゲストに迎え、
ストーンズの「We Love You」有り、
細野さんも「はらいそ」で取り上げた沖縄民謡「安里屋ユンタ」有り。
この89年サッポロ・ビールのCMソングとして使用された「AMORE」は、
アレンジを変えてヴォーカル入りで収録されている。
(「本当は歌いたくないが、レコード会社がうるさいので仕方なく…」
 というようなインタビューを当時読んだことがある)

やっと、真の意味での、
日本人アーティストの世界進出が可能になった年。
ベルリンの壁崩壊”や“天安門事件”と同じように記憶にとどめておきたい。