ティン・パン・アレーのSIDEWAYS

季節が流れていく。音楽が聴こえてくる。

TATSUROラプソディ。

tinpan19732008-10-02

狂騒曲の始まりだ、と思った。
下院で却下された米国の金融法案のことじゃなくて、
解散間近の日本の衆院選挙のことでももちろんなくて…。
山下達郎のコンサート・チケット争奪戦のことである。


2〜3週間前だろうか?
山下達郎ファンクラブに入っている友人が、
「コンサート・ツアー決定!ファンクラブ限定予約のご案内」
なるチラシを持って来た。
12月の厚木を皮切りに4月末まで、ツアー・スケジュールが記されていた。


「新譜が出るのか?」
そうじゃないみたいだ。高まるファンの声に応えて
6年ぶりのコンサート・ツアーが実現したようである。
まさか、竹内まりやさんのベスト盤のプロモーションではあるまい。
演奏するとしても「プラスティック・ラブ」ぐらいだろう。


いずれにしても、ぜひ、聴きに行きたい。
そう思う人は僕の周りには多い。
ある友人は、いっそのことファンクラブに入ろうと、
問い合わせたところ、現在とくに新規加入を受け付けているふうでなく、
先行予約は(たしか)7月末日までの会員にしか適用されないと知り
ショックを受けていた。
僕は…。


ファンクラブとは異なるある会員サービスの特典としての先行予約に
申し込んだ。私はその会員ではないので知人に頼み込んだのだが、
東京・神奈川・埼玉の全公演を申し込んだ。
これで一公演でも当たれば御の字だろう。
たしか前回のRCA/AIR Yearsツアーは、
eプラスか何かの先行予約で何とか初日の厚木が当たって
駆けつけたのだ。


それから細〜いコネをたどって、ある筋に聞いてもらった。
でも、これは、やっぱり、望みは薄そうだ。
達郎氏の会場、都内は相変わらず中野サンプラザNHKホール。
キャパシティが限られているので、バンド・メンバーや関係者に
割り振られるチケットの数自体が少ないらしい。


アカペラの声が届かないといけない
会場選定の基準はわかるが、東京国際フォーラムはダメなのだろうか?
あそこ、いいホールだと思うのだが…。


とにかく、いい結果が来ることを祈っていよう。
幸運にも東京のラスト・デイが当たって、
アンコール「RIDE ON TIME」のお馴染みまりやさんコーラスも聴きたいし、
中盤かどこかで「永遠のフル・ムーン」か「潮騒」か「Close Your Eyes」
を演奏して、そこでコーラスというかデュエットで吉田美奈子さんが登場する
などという見果てぬ夢を相変わらず持ち続けていたい…。


僕が初めて、山下達郎Liveを生で観たのは、意外に遅くて、
25歳、社会に出て2年目ながら初めて会社に所属して迎えた年末の
『僕の中の少年』ツアーだった。今でも覚えている。
オープニングはアルバムの一曲目「新・東京ラプソディ」だった。


「ラプソディ」=「狂騒曲」だよな。たしか。