ティン・パン・アレーのSIDEWAYS

季節が流れていく。音楽が聴こえてくる。

米子のクリスマス・ツリー。出雲のシュガー・ベイブ。

tinpan19732008-08-12

休みをとり、隠岐から出雲方面を旅してきた。
その前後の慌しさで少々ご無沙汰をしてしまった。
10日の夢の島での、HASYMOやPupa出演のライヴは
そんなわけで聴きに行けていないので、皆さんのBlogでの
リポートで鑑賞させていただくことにしよう。


旅をしていて、当Blogに記すべき発見が二つほどあった。


ひとつは、米子でのこと。
境港で陸揚げされた新鮮な魚介をたらふく食べた後、
地元の人に聞いて米子でいちばん流行っているカラオケ・ボックスに
行った。そこで久々にカラオケに興じた。
通信メーカーはDAMの上位機種だったと思う。


はつぴぃえんど(はっぴいえんど)「夏なんです」など夏の歌や、
(旅をしていて、この歌がぴったりの風景にたくさん出会った)
キリンジや、ご出身地がほど近い竹内まりやさんなどを歌った後、
思い立って、「吉田美奈子」を検索すると何と…。


東京の「カラオケの鉄人」や「パセラ」など圧倒的曲数を誇る
カラオケ・ボックスでも決してラインアップされていない曲が
リストにあった。それは…
「Christmas Tree」(1986年『Bells』収録)
「駆けてきたたそがれ」(1977年『Twilight Zone』収録)。


早速歌わせていただきました。
「Chirstmas Tree」をカラオケで歌うのは、永年抱き続けていた
私の密かな夢(!)であったので7分を超える珠玉のバラードを。
気の置けない仲間といっしょだったので、気を遣うことなく、
思い入れたっぷりに、情感たっぷりに、心の底から…。


「駆けてきたたそがれ」もキモチよかった。
オケがよくできていると思った。きっとオケを作った人が
美奈子さんファンなのだろう。音に愛があると思った。


「Christmas Tree」は今年の年末のライヴで、
先日の六本木STB139での「頬に夜の灯」のように、
聴衆コーラス参加ヴァージョンで聴いてみたいものだ。
「駆けてきたたそがれ」は、できれば10月のCubeライヴで聴いてみたい。


翌日は出雲大社へ。
60年に一度見ることのできる本殿を拝見させていただく。
多くの人が押し寄せ、運営側の対応のまずさにちょっと閉口する。
気を取り直し、竹内まりやさんのご実家である旅館の前を通り、ホテルへ戻る。
この日も土地の海産物をしこたま食べ飲み寝る。


東京へ帰る日の朝、ホテル近くを散歩する。
大通りから一本入った通りへ。出雲でもSidewayを行く。
歩いていると、「Sugar Babe」の看板が目に入る。
バーみたいだ。ザンネン。昨日の夜、気づいていれば、
立ち寄ることができたのに。
竹内まりやさんご出身地にある「Sugar Babe」というバー。
きっと、独特の趣きのある店にちがいない。