ティン・パン・アレーのSIDEWAYS

季節が流れていく。音楽が聴こえてくる。

「地球最後の戦い」?

tinpan19732008-06-14

この見出しはないんじゃないかなと思った。


今日(もう昨日になってしまう)6月13日金曜日の
朝日新聞の一面「『環境シンポ』きょうから」という記事の見出しに、
「地球最後の戦い」という文字が。
ご丁寧に「本社主筆 船橋洋一」との署名入り記事。


「地球最後」の具体的な根拠は、記事を読む限り、
「科学者は『残り時間がなくなってきた』と警告している」程度。
科学者の名前は明らかにされていない。
地球の温暖化や環境汚染は確かにかなり危ない状況になっていると
思うけれど、それにしても「地球最後」とは。


映画のタイトルや、広告のコピーならいざ知らず、
新聞の記事がこのような言葉を具体的な根拠もなく
使用するのはいかがなものかと思った。


「地球最後」って、仮に人類が、近い将来、恐竜のように滅亡したとしても、
地球はまだ存在しているのでは…。そのぐらい大きく強い
存在なんじゃないかな。地球は、そして、宇宙は。
人間のエゴイズムなど及びもしないぐらい。


どうもエコがらみの活動の多くには、人間のエゴがあふれている気がして
怖い。エコという名のファシズムを感じてしまう。


あなたのエコは、あなたのエゴだ。


キレイごとと、絵空事は、
音楽や小説だけで十分だ。僕の場合。
もっとも、そこに、リアルに描かれた人間がいないと
イヤなのだけれど…。


EGO、高橋幸宏さんのそんなタイトルのアルバムが発売されたのが、
たしか1988年か89年。もう20年前の出来事なんだなぁ。
先週の月曜日の新ユニットのLive、よかったらしいですね。
皆さんのBlogを読む限り。原田知世さんのファンでもあるので、
ぜひ行きたかったのですが、都合悪く行けませんでした。


明日は、キリンジLive。
雨のシーズンでもあるし、 “みぞおちを蝕んでいく”
(たぶん地球のだと私は思う)
「雨を見くびるな」を、ぜひ、三度目のLiveで初体験してみたいものだ。