ティン・パン・アレーのSIDEWAYS

季節が流れていく。音楽が聴こえてくる。

キリンジとロッキードと9月半ばの真夏日。

tinpan19732007-09-17

この土日で3時間ほど電車に乗る
必要があった。
これ幸いにと、読まなくちゃならない本と、
(御恵贈いただいたのです。ちゃんと読んで
 感想など記さねばなりません)
キリンジをアルバム単位で聴いた。


明日(月曜日)が日比谷野音キリンジLive。
生涯2度目の生キリンジ
先行予約でチケットがとれたのはいいけれど、
海外出張と重なり行けなくなりそうだった。
出張の日がずれ、何とか参戦できることになった次第。
3時間の電車の中で、ちょっと予習でもしようかと思った。


私のキリンジFan歴は、たかだか一年。
アルバムはレンタル含め全部iPodに入っているはず(一部リミックス除く)。
通勤途中に聴くのがほとんどのため、
素晴らしい詞を目で追うこともなく、
いいなと思った曲のタイトルさえ覚えることなく、
ただただ流れの中で聴いていた。


「雨を見くびるな」
ニュータウン
ダンボールの宮殿」
「来たるべき旅立ちを前に」
「スウィートソウル」
「Drifter」
「代官山エレジー
「双子座グラフィティ」
「風を撃て」
「ブルーバード」
たぶん、私のiPodでオンエア(インイアというべきか?)した
キリンジの曲ベストテンは、こんなカンジだと思う。
曲のタイトルと、実際に流れる音が一致するのも、
この倍あるかないか。


これじゃいかん。
折角Liveに行けるのにもったいない。
アルバム単位で聴いていて、いいなと思った曲がもっともっとあった。
その曲のタイトルをちゃんとチェックしよう。


そう思って、いいなと感じる曲があったら、
その都度iPodをバッグから出して、曲名をきちんと目で追った。
「Lullaby」(『DODECAGON』
「メスとコスメ」(『3』)
あれ、あと、ドナルド・フェイゲン「I.G.Y.」のようなイントロの曲が
あったはずなのに、曲名が思い出せない。


と、ほとんど受験生、いやテスト前日の学生のように、
一夜漬けを繰り広げていた私。
耳でキリンジを追い、目ではロッキード事件ルポルタージュを追っていた私。
このルポルタージュもちょうどヤマ場を迎え面白かった。


でも、これが、
耳でTOEICを追い、目ではベストセラーのビジネス書を…
という状況でなくって、ヨカッタ。
そんな大人には、なれないし、なりたくもない。


と書いている自分が、
9月半ばなのに真夏日や熱帯夜を記録している
昨日今日の気候のようだと思った。