ティン・パン・アレーのSIDEWAYS

季節が流れていく。音楽が聴こえてくる。

リアルじゃない、ヴァーチャルでもない、第三の現実。

tinpan19732006-12-05

購読しているメール・マガジンに興味深い情報有り。
引用の問題はなさそうなので、概略を記してみよう。

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米国ではYou TubeMy Space
利用者の伸びが早くも鈍化傾向にあるらしい。


一方で、リアリティとヴァーチャル・リアリティを合体させた
「ミクスド・リアリティ(Mixed-Reality)」の世界が注目されていて、
その代表例として「セカンドライフ」というオンライン・ゲームがあるそうだ。


仮想空間の中で生活(活動)するという意味では、
他のオンライン・ゲームと同様だが、敵を倒して強くなったりしない。
何をするかは一人一人の自由で、「土地を買って夢のマイホームを建てる」
「最新のファッションに身を包んで夜通し遊ぶ」「新規事業に挑戦する」
「ヒット商品を作る」等、どんな夢でも実現可能な空間とのこと。


しかも、Mixed-Realityと言われるだけに、「セカンドライフ」内の稼ぎだけで、
実際に生活できている人もいる。「セカンドライフ」では、土地やサービスだけで
なく、自作のデザインや制作物(CGやプログラミングなど)の著作権
保有できる。したがって、アバターの服から建物、家具、乗り物など、
すべて自分の財産となり、その気になればそれを商品としてビジネス化できる。


まもなく日本版がリリースされるらしい。
http://secondlife.com/world/jp/

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仮想空間の中で、現実と同じことをする。
現実でやればいいことを、あえて仮想空間でやる。
スゴイことになってきましたね。
ごっこ”ここに極まれり、というカンジ。


いくつも顔を持ちたいのかな? 人間は。
いい上司、いい夫、いい父親…。いろんな呪縛から逃れたいのかも知れない。
現実生活において多重人格者のボクは、
今ひとつそのキモチがわからない。なんて…。


「生まれ変わったら○○になりたい!」
という願望を実現する場としていいのかも知れない。
セカンドライフ」というネーミングからして。
(最初名前を聞いたときは、団塊の世代の第二の人生向けの何かかなと思った)


写真は、『コンパートメント〜Train of Thought〜』。
1984年に発売された松任谷由実の音楽ビデオ。
製作は、グリーン・バック・フィルム(元ヒプノシス)。
当時勃興してきたMTV的プロモーション・ビデオ方法論に背を向け、
9曲の作品世界をストーリー仕立てに
ひとつの統一された世界で描こうとした意欲作。
“夢の中の夢”がテーマだった。