ティン・パン・アレーのSIDEWAYS

季節が流れていく。音楽が聴こえてくる。

ヨコハマ→サザン→ユーミン→ホソノさん

tinpan19732006-11-28

知人の個展を観に、横浜に行く。
平日の午前中、小雨が降る天気。
これはこれで趣きあるシチュエーションだ。


本当に久々にサザン(オールスターズ)でも
電車の中で聴きながら行こうかと思った。
「モーニング・ムーンは粗雑に」「シャララ」
横浜に縁のあるこれらの曲を聴きながらと思ったが、
私はサザンをアナログ・カセット音源でしか所有していないことに気づいた。
CDとMDで所有していないので聴くことができない。


ではユーミンでもと思ったが、
「横浜→サザン、ユーミン」じゃ、あまりに80年代のノー天気学生だ。
「埠頭を渡る風」など夜、第三京浜から横浜へドライヴするとき、
「これ、本牧というより晴海埠頭の曲だよね」などといいながら、
よくカーステから流したものだ(名曲だと思います)。
しかし、今日は、夜じゃなくて朝。おまけにクルマでなく電車。
午後からは会社に行って仕事だ。いまひとつミスマッチと感じた。


そうこうしているうちに時間が無くなり、
結局MDウォークマンの中味は昨日と同様。「森と富田のシンフォニー」と題した、
スガシカオさんとキリンジの近作オムニバスMDだった。


連れて行く音楽は選び切れなかったけれど、せっかく横浜に行くのだから、
元町にあるパン屋「ポンパドール」本店に寄ろうと思った。
それこそ、ノー天気学生だったころ、バゲットが焼き上がる時間に合わせて
クルマを飛ばしてポンパドールへ。などということも何度か行った。


学生時代の、浮わっついた、地に足が付いていない、
思考や行動の軽薄さの象徴として“ヨコハマ”は存在した。私にとって。
卒業してからは、節目節目で、
生活の糧を得る場所に“ヨコハマ”は変化した(これについては別の機会に)。


それにしても、元町・中華街まで東横線で一本で行けるようになったんですね。
「ポンパドール」までアッという間だった。
中華街といえば、思い出した。
1975年“同發”で行われたLiveも収録した細野さんのクラウン時代の音源を
まとめた何枚組かのCD(DVD付)が年末に発売されるはず。
忘れずに予約しておこう。