ティン・パン・アレーのSIDEWAYS

季節が流れていく。音楽が聴こえてくる。

キャメルのコートじゃなくジャケットで、キリンジLive。

tinpan19732006-11-22

昨夜は、渋谷AXでキリンジ初Live。


1st「Paper Driver’s Music」
(会場で買おうとしたのに売っていなかった)
とリミックス以外のアルバムをひと通り聴いた
程度のにわかファンの私でも、十分に楽しめた。


NEWアルバムの曲はすべて演奏したはず。
それ以外の曲も、ほとんど口ずさめた。


私は、CDを聴いていいなと思った曲を集めて
季節や気分のテーマに応じてオムニバスMDを作ることが多いのだが、
昨夜演奏されたNEWアルバム以外の曲「風を撃て」「カメレオン・ガール」等、
ほとんどが何らかのオムニバスMDに収録されていると思う。
まったく知らない曲というのは、1〜2曲だった気がする。


どの曲も、曲調とメロディー・ラインが計算されていると思った。
キリンジを聴き出した今年の梅雨ごろから視力低下が著しいため、
歌詞をじっくり読み込めていないので、
言葉ひとつひとつを噛みしめて聴き入ることはできなかったけれど、
音・サウンドだけでも十分楽しめた。


バンド・メンバーのキーボード二人がスバラシカッタ。
伊藤さん(?)という方は、時にアコーディオンを、またトロンボーン
弾いてしまったりする。
松本さん(?)は時にギターを奏で、そのプレイがナミダものだった。
この編成ゆえか、各曲のアレンジに工夫が見られ飽きることがなかった。


昨日、朝出掛けるとき、20年くらい前に買ったアルマーニ
キャメルのジャケットを久々に着た。なぜか知らないけれど、
その日はそれを着ていかねばと朝シャワーを浴びているときに思ったのだ。


「真夏に、砂漠で、キャメルのコート…」。
そんな曲がありましたよね(すみません。歌詞を読み込めていないので…)。
昨夜Liveでこの楽曲を聴いて、
「あ、この曲のせいか、今日この服を選んだ理由は」
と思った。音楽は、脳に、深層心理に、無意識に働きかける一例ですね。なんて。


ところで、「雨を見くびるな」、やっぱり聴きたかった。
先日のスガシカオさんのときも「黄金の月」を聴けなかった。
にわかファンの願望は、コア・ファンやアーティスト本人には
耳タコなのかも知れないけれど。