ティン・パン・アレーのSIDEWAYS

季節が流れていく。音楽が聴こえてくる。

さよならの国の終わりに、ちょい悪オヤジのある・あるソング?

tinpan19732006-09-30

9月は“さよならの国”でした。
○○の国と題して、月ごとに
綴ってきたので、今月も最後に
記すことにします。


♪September そして9月は さよならの国
は、竹内まりやさん1979年9月発売のシングル。
この年春に出たアルバム『University Street』収録の
「涙のワンサイデッド・ラヴ」といい、この頃のまりやさんは、
電車の中等で偶然知り合った男性を慕い追いかける
“おんなストーカー”ソングを歌われている。
それが、とてもキャッチーで良質のPOPSだった。


そんな曲を思春期に聴いて大人になった、
僕と同世代のオジさんたち向けに、
この方法論で同時代ソングが作れないか?
と、ちょっと思って探ってみました。


音数は「永遠へのリミット」に合わせています。
迷いに迷って、こういうのも有りでは?と思ったりしました。


●私たちは時間の中で生きている。男と女の心の動きを、
 時計の針の動きと重ね合わせた物語はできないか?
 (180°離れた二つの気持が、やがて一つになる)


●めざしたのは、“ちょい悪オヤジのSlice of Life”。
 30〜50代ビジネス・マン&ウーマンの“ある・ある”物語。


ただ、これは、やっぱり「永遠へのリミット」の曲調には
合わないと思いました。やるのなら来年の年末あたり、
オヤジたちがカラオケで歌う曲(!)狙いで、歌謡曲チックな
メロディー付けてリリースしたほうがいいでしょうね。たぶん。

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Tick Tuck Story〜偶然の二人〜
  または
時計のような二人


午後2時45分 昼下がりのオフィス街
大事なプレゼンテーション 名刺交換の相手
引っつめた髪 メガネ 次々キツイ質問
僕らの自慢の提案 粉々に打ち砕く
  アイツは何者 いったい?
  キレイな顔して イヤなやつ


ある夜11時5分 裏通りのカウンター・バー
もう一杯だけ飲んで 帰ろうと入った店
好きなモルトを頼むと 隣の人と同じ
顔を上げて見てみれば あのスルドイ質問魔
  ひょっとして あの時の あの…
  髪下ろし別人みたい ですね…


それから数日後の 今日が明日に変わる頃
夜景の見える部屋で 二人は向かい合ってる


時計の針のように 男と女は出逢い
擦れ違い 行き交って やがて 気持ちひとつに…


Sha ba da da ba da ba da ba da…
Sha ba da da ba da ba da ba da…