祭のあとの独りよがり。
私の浅はかな予想は外れ、
イタリアが優勝した。おめでとう。
今週末に作ろうとしていた
夏野菜の煮込み料理は、
ラタトゥイユでなくカポナータにして
優勝をお祝いします。
秋、ポルチーニ(私はイタリアの松茸だと思っている)が獲れる頃、
美味しいイタリア・ワインとともにいただいて祝福させていただきます。
優勝で沸きつつも、今週中に例のセリエAの八百長疑惑に
何らかの処分が下されるんですよね。たしか。
栄光とか歓喜のすぐそばに、ダークサイドがある。
このあたりにも歴史と成熟と現実を感じる。
フランスのスター選手の頭突きで
メディアは騒然としているが、実存を感じる。
セ・ラ・ヴィ。ケ・セ・ラ・セ・ラ。
ヌーヴェル・ヴァーグの映画のエンディングのようだ。
ニッポンのスター選手の寝転んだ姿より、
ぜんぜんカッコイイと私は思う。
HPによる引退発表。「オレ」「オレ」連発のあの文章…。
湿っぽい、頭でっかちな日本映画を見るようだ。
この国の場合、クールでカッコイイ、
ヒーローやヒロインが登場しても手放しで喜べない。
すぐに“先祖がえり”を起こして
浪花節やマネー・ゲームに取り込まれてしまう。
“恥ずかしい”の感じ方、
対象からの距離の取り方、
このあたり、私は、細野晴臣さんから、ティン・パン・アレーから、
教わった気がする。
何か言い足りてないな。すみません。
睡眠も足りてないもんで。