勝利の美酒に酔う国は?
ドイツがアルゼンチンを
接戦の末下したあたりから
思い始めた。
そのドイツをイタリアが破った
あたりから確信しだした。
だから、フランスがポルトガルに勝つのは、
じゅうぶん想定できた。
今回のW杯は、ワインなんだ。
ワインの味で勝敗が決まる。
ドイツはリースリングというぶどう種の白ワインが有名である。
アルゼンチンはマルベックというぶどう種の赤ワインが名高い。
「どちらかを選べ」と言われれば、私にとっては究極の選択だ。
ただ、この梅雨時の気候を考えると、冷えた白を選びたくなる。
イタリアはドイツより緯度が南、気候は温暖。
赤用、白用、さまざまなぶどう種がとれる。
トスカーナ地方の「キャンティ」や、
ピエモンテ地方(冬季五輪が開かれたトリノ市があるところ)の
「バローロ」「バルバレスコ」など評価の高い銘柄のワインがつくられる。
イタリア・ワインとドイツ・ワイン、「どちらが好き」と問われれば、
選択肢の多さでイタリアに軍配が上がる。
同じことはフランスとポルトガルにも当てはまって、
先日飲んだポート・ワインはなかなか美味だったけれど、
やっぱりフランスの奥深さには及ばない。
というわけで、イタリアとフランスの決勝。
味わい深い闘いが繰り広げられるはず。
最後に勝つのは…、
ボルドー、ブルゴーニュを擁するフランスだと思います。
以上、予想が当たったら、おいしい
勝利の美酒を飲ませてくださいね。