彼らを見くびるな。
いや、もうビックリです。
カンドーしています。
amed-recさんが、『風街ろまん』『テクノデリック』に
並ぶ名盤と書かれていたので、「これは聴かなくては」
と思いamazonに注文、イヤこれは止めました。
買ったことで安心して、そのまま時間が経過してしまう
という例が結構あるので…。
5月に雨が多かったせいか、私は1980年代半ばのマインドで
いま毎日を過ごしているので(5月の雨は、私を学生にする)、
彼らのアルバムを“レンタルしてやろう!”と思いました。
六本木ヒルズの「あゆ!も来る」と評判の(キョーミないけど…)
TSUTAYA TOKYOに行きましたよ。会社の帰り。
残念ながらお薦めの『PAPER DRIVES MUSIC』はありませんでした。
ただ「雨を見くびるな」収録のベスト
(と思われる。掲出画像がジャケットのアルバム)があり、
『47’45”』『馬の骨』と合わせて借りてきました。
いや、もうビックリです。
カンドーしています。
はつぴぃえんどやユーミンのトリビュートは聴いたことがあり、
その音楽性の確かさについて私の周囲からもリコメンドされていて
「ちゃんと聴いてみようか」と思っていたものの、
こういうかたちで肩を押していただいて感謝です。
はつぴぃ〜ティン・パンの精神がきちんと継承されているというか、
1993年にオリジナル・ラヴを、2001年(たしか)にスガシカオを、
聴いたときと似たような気持ちになっています。
「雨を見くびるな」。参りました。コーサン、白旗です。
曲、メロディーとアレンジと、ピアノとフルートの音にやられているんだと
思いますが、詩もスゴイです。
♪カエルの面にシャンパン
♪秘密と嘘のゲームは 昔の歌でけりがつく
♪もう、憂鬱はいつものように 優しく包んでくれやしない
このあたりのフレーズに、打ちのめされています。
他の曲の詩を眺めても、シュール・レアリスム感が
全開のように思うんだけれど、この辺りは
ムーンライダーズの影響大なのでしょうか?
これからキリンジのこと、富田恵一氏のこと、
いろいろ調べてみます。聴いてみます。
21世紀のポップ・ミュージックときちんと対峙している気がして、
幸せです。 ここ一ヶ月ぐらい書き続けている“あの頃”に
音楽に対するアーティチュードも戻った気がします。
ありがとうございました。