ティン・パン・アレーのSIDEWAYS

季節が流れていく。音楽が聴こえてくる。

ディスクチャート? 風都市?

tinpan19732006-05-10

ティン・パン・アレーを訪ねて〕第5回


仕事で四谷を訪れた。
昨年秋にスタッフ系の部署に移ったため、
日中外出の機会があるとそれだけでうれしくなる。


早目に会社を出て、ゆっくり昼食を済ませ、
それから仕事先に向かうことにした。


四谷駅を出て、まずは新宿通りを新宿に向かい一本右の道を歩く。
Going my sideways. やっぱり私は、
大通りより一本入った道が好きみたいだ。


シュガー・ベイブを生んだロック喫茶
 『ディスクチャート』は、たしかこの辺では…?」
昼を食べる店を探しながら、そんなことを思った。


昼食後、再び駅方向へ。まだ時間があるので、中央線に沿った
お濠の遊歩道を歩く。江戸城の外濠の名残り。桜の季節も美しいが、
この季節もまた格別だ。市ヶ谷方向まで鮮やかな緑色が続いている。
「『風都市』の事務所って、市ヶ谷のどの辺りだったのだろう…?
 たしか屋上から市ヶ谷駐屯地が見えるビルだったはず…」


遊歩道から新宿通りに降り、半蔵門方面へ。
地名は麹町。私が広告の世界に入って初めて勤務した会社がこの近く。
当時音楽ソフトの販売も行っていて、吉田美奈子さんが契約していた
ということは以前書いたと思う。入社したのは、『gazer』発売直前だった。


あの頃と同じ通りを、今また歩いている。
15年以上の時間が経過している。
でも自分の中味はあの頃と何ひとつ…。イヤ、やめておこう。


「時間を見つめて」という傑作バラードが収録されていたな。
そういえば。『gazer』には。