ティン・パン・アレーのSIDEWAYS

季節が流れていく。音楽が聴こえてくる。

あの日からも、20年。

tinpan19732006-04-27

4/23は山下達郎氏『POCKET MUSIC』
発売20周年だった。
そして、昨日4/26は、あの
チェルノブイリ原発事故から20年の日だった。


20年前、1986年の4月は、ユーウツな気分とともに
記憶されている。
4月上旬、岡田有希子さんが四谷三丁目の所属事務所
の屋上から身を投げた。特にファンだったわけではないが、
何となく気持ちがわかる気がしてこちらの心も塞いだ。
私は大学4年生に何とか進級し、就職活動を始める時期。
それまでのモラトリアム気分をぜんぜんチャンジできなかった。
そして、極めつけが、このチェルノブイリ原発…。


パスタは食べないほうがいい、とかさまざまな風評が聞こえた。
実際、生態系にどんな影響を及ぼしたか
なんて、100年くらい経たないとわからないんじゃないか。


そんなときに発売された達郎氏のNEWアルバム。
デジタル・レコーディングの導入期のため、
それまでの、あの、CBSソニー六本木スタジオでのアナログ録音の
エコーの効いたタツロー・サウンドとは異なるサウンドだった。
曲調も小品というか、抑えめ・控えめな曲が多く、正直ちょっと戸惑った。


♪見上げれば一面に しどけない闇が広がり〜
B面の1曲目「The War Song」が、異色だった。
しかし、チェルノブイリ直後の風景にピッタリだと思った。


あれから20年後の昨日、私は仕事カンケイでいろいろ暗雲が立ち込めた。
というわけで、昨日は二度目の“オフ会”が催されたのですが、
時間に遅れ失礼いたしました。持って行きたかったモノも持参できず、
気持ちは切り換わらず、ちょっと残念でした。
きっとチェルノブイリの影響でしょう。
とはいえ、さまざまな職業作家の方々について知ることができました。
ありがとうございました。