ティン・パン・アレーのSIDEWAYS

季節が流れていく。音楽が聴こえてくる。

ニッポンの音楽は、独立して30年?

tinpan19732006-04-12

先日“さくら・さくら”ミュージックなる
インスタントな文を書いた。
コーヒー豆の値上がりとともに、
帝国主義についても表層的に綴った。


これを受けて、今日、記したいのは、
ひょっとしたらニッポンのPOPミュージックって、
植民地支配を脱してまだ30年しか経っていないのでは…?
という仮説について。


あがた森魚『日本少年』
細野晴臣泰安洋行
矢野顕子『ジャパニーズ・ガール』


これ、すべて1976年発売(祝・30周年!)。
ニッポンのPOPミュージックが、日本らしさに根ざした表現内容で
アイデンティティの消化・オリジナリティの獲得)
海外に胸を張って紹介できるレヴェルまで達したのは、
この年からなんじゃないだろうか?


はっぴいえんど(はつぴぃえんど)や坂本九さんや、
場合によっては古賀政男さんや「リンゴの唄」まで
言及しなくてはいけなくなるかも知れないけれど。
あくまで自分の手に負える範囲内で、
“独立30年”の考察をこれから折を見て行っていきたい。


ということで、今日はイントロダクションまで。