ニッポンの音楽は、独立して30年?
先日“さくら・さくら”ミュージックなる
インスタントな文を書いた。
コーヒー豆の値上がりとともに、
帝国主義についても表層的に綴った。
これを受けて、今日、記したいのは、
ひょっとしたらニッポンのPOPミュージックって、
植民地支配を脱してまだ30年しか経っていないのでは…?
という仮説について。
●あがた森魚『日本少年』
●細野晴臣『泰安洋行』
●矢野顕子『ジャパニーズ・ガール』
これ、すべて1976年発売(祝・30周年!)。
ニッポンのPOPミュージックが、日本らしさに根ざした表現内容で
(アイデンティティの消化・オリジナリティの獲得)
海外に胸を張って紹介できるレヴェルまで達したのは、
この年からなんじゃないだろうか?
はっぴいえんど(はつぴぃえんど)や坂本九さんや、
場合によっては古賀政男さんや「リンゴの唄」まで
言及しなくてはいけなくなるかも知れないけれど。
あくまで自分の手に負える範囲内で、
“独立30年”の考察をこれから折を見て行っていきたい。
ということで、今日はイントロダクションまで。