ティン・パン・アレーのSIDEWAYS

季節が流れていく。音楽が聴こえてくる。

風街散歩。

tinpan19732006-04-09

ティン・パン・アレーを訪ねて〕第3回


土曜日、西麻布から青山墓地
南青山界隈を歩いた。
散歩、といいたいのだが、実態は
“酔いどれお花見ウォーキング”
といったほうがいいかも知れない。


私がワインについて諸々教えていただいている
お店のお花見が昨日行われ、例年の如く西麻布の
某公園が会場だったのだが、昨日は雷雨が降ったりの
ドラマティックな天気。
公園に茣蓙を敷いて…のお花見は難しかったため、
店で飲み食い騒ぎ、天気の落ち着いた夕方ごろ、
皆で散歩に繰り出した次第。


そろそろソメイ系は終わりのようだが、
八重桜が見ごろのようだし、
スズカケの花というのを教えてもらったり、
天気も気候も良く、なかなか楽しいお散歩だった。


青山墓地をゆっくり歩いたのは、たぶん生涯二度目くらいで、
墓地の向こうには六本木ヒルズがそびえ、
来年春オープンを控えた「ミッド・タウン」もだいぶ工事が進んだな
と思った。以前歩いたときには存在しなかった風景。


「ミッド・タウン」はネーミングがいい。
三井が手掛けているという点も期待できる。
「ミッド・タウン」のイメージ・ソング(必要がどうかは「?」だが…)は、
吉田美奈子さんに依頼するべきだ。
(「サーカス・タウン」「タウン」「ミラー・タウン」につづくタウン四部作!)
(失礼!「UPTOWN」も「Back in Town」もありますね。そういえば…)
作詩・吉田美奈子、作曲・山下達郎で、
お二方が各々のヴァージョンを各々のアルバムに収録する
なんていうのもいい。


そんなことを思い歩いていると、外苑西通りに出た。
この通りが、青山通りと交差する辺りに、
風街詩人・松本隆氏のご生家があったはず。
「僕の生家があった辺りは、今はキラー通りが走っている」
というような文面を以前目にしたことがある。


渋谷〜青山〜麻布を結んだエリア「風街」、
風街を歩いていると頭の中に音楽が流れてくる。
この街の中にあるひとつひとつの通りが、
私にとってはティン・パン・アレーだったりする。