ティン・パン・アレーのSIDEWAYS

季節が流れていく。音楽が聴こえてくる。

桜は咲いたか。WBCはまだか。〔春分の随想〕

tinpan19732006-03-22

桜が咲いた。
WBCで日本はキューバに勝ち世界一になった。
季節と時代が、また進んだ気がする。


春分の日、昼と夜の長さが同じ日。
今日は何を聴こうかな?
大貫妙子さん「花・ひらく夢」かな。
80年代終わり野村證券の企業CMのテーマとして、2〜3年オン・エアされた曲だ。
日本情緒あふれるメロディーに、中西俊博さんのストリングスが絡む。
♪聞こえてくる時の歌に 誘われて遊ぶ日は〜
90年のアルバム『NEW MOON』の最後に収録されているんだけれど、
ボーナス・トラック扱いでワン・コーラスのみ.
フル・ヴァージョンを聴いたのは、いつぞやのアコースティック・コンサート一度のみ。
大貫さんのベストも近年いろいろ出たけれど、
この曲のフル・ヴァージョンとかを収録してほしかった。


今日、東横線に乗った。23年前の今くらいの季節、
元住吉駅から見た大きなビル・ボードの資生堂の広告を思い出した。
「う・ふ・ふ、フォギー」というコピーと、横たわる女性の顔のビジュアル。
キャンペーン・テーマはEPOさんが歌った。


大貫さんと、EPOさんと、笹塚のおでん屋。
実はこれで三大噺ができるのだが、今日の陽気には合わないので次の冬にでも。
大貫さんと、EPOさん。
RCAMIDIと80年代同じ道を歩んだはず。
RCAには他に竹内まりやさんもいらしたし、山下達郎さんもいらしたし、
吉田美奈子さんも一時販売会社がここだったはず。
RCAAIRレーベルとか、
Dear Heartレーベルとか(越美晴さんもいたはず、YENに行く前)、
坂本龍一氏も矢野顕子さんも小野リサさんもいらしたMIDIとか…、
この辺りの、70年代後半から80年代末までの今まであまりメディアが取り上げてこなかった
レーベルやレコード会社の話を聞いてみたい。読んでみたい。
レコード・コレクターズ』で今月から始まった連載に密かに期待している。
第一回はアルファ・レコードだった。


以上、桜が咲いた春分の日の随想。
タイトルは、YMO「BGM」発売時の梅本洋一氏のコピー
「梅は咲いたか。YMOはまだか」のモジリです。
おー、「BGM」は25周年だ。〇〇周年って探せばいろいろあるんだな。
考えてみれば、当り前だけれど。