桜は咲いたか。WBCはまだか。〔春分の随想〕
桜が咲いた。
WBCで日本はキューバに勝ち世界一になった。
季節と時代が、また進んだ気がする。
春分の日、昼と夜の長さが同じ日。
今日は何を聴こうかな?
大貫妙子さん「花・ひらく夢」かな。
80年代終わり野村證券の企業CMのテーマとして、2〜3年オン・エアされた曲だ。
日本情緒あふれるメロディーに、中西俊博さんのストリングスが絡む。
♪聞こえてくる時の歌に 誘われて遊ぶ日は〜
90年のアルバム『NEW MOON』の最後に収録されているんだけれど、
ボーナス・トラック扱いでワン・コーラスのみ.
フル・ヴァージョンを聴いたのは、いつぞやのアコースティック・コンサート一度のみ。
大貫さんのベストも近年いろいろ出たけれど、
この曲のフル・ヴァージョンとかを収録してほしかった。
今日、東横線に乗った。23年前の今くらいの季節、
元住吉駅から見た大きなビル・ボードの資生堂の広告を思い出した。
「う・ふ・ふ、フォギー」というコピーと、横たわる女性の顔のビジュアル。
キャンペーン・テーマはEPOさんが歌った。
大貫さんと、EPOさんと、笹塚のおでん屋。
実はこれで三大噺ができるのだが、今日の陽気には合わないので次の冬にでも。
大貫さんと、EPOさん。
RCA→MIDIと80年代同じ道を歩んだはず。
RCAには他に竹内まりやさんもいらしたし、山下達郎さんもいらしたし、
吉田美奈子さんも一時販売会社がここだったはず。
RCAのAIRレーベルとか、
Dear Heartレーベルとか(越美晴さんもいたはず、YENに行く前)、
坂本龍一氏も矢野顕子さんも小野リサさんもいらしたMIDIとか…、
この辺りの、70年代後半から80年代末までの今まであまりメディアが取り上げてこなかった
レーベルやレコード会社の話を聞いてみたい。読んでみたい。
『レコード・コレクターズ』で今月から始まった連載に密かに期待している。
第一回はアルファ・レコードだった。
以上、桜が咲いた春分の日の随想。
タイトルは、YMO「BGM」発売時の梅本洋一氏のコピー
「梅は咲いたか。YMOはまだか」のモジリです。
おー、「BGM」は25周年だ。〇〇周年って探せばいろいろあるんだな。
考えてみれば、当り前だけれど。