ティン・パン・アレーのSIDEWAYS

季節が流れていく。音楽が聴こえてくる。

無くしたもの。失くしたこと。

tinpan19732007-01-16

マイケル・ブレッカー氏が亡くなられたそうだ。
享年57歳。松本隆氏と同じ1949年生まれか?


氏の音楽界への功績を私ごときがここで改めて
書き立てるつもりはないけれど、
悲しい。
音楽に限らず、ライフスタイル含め憧れた人びとが
この世を去って行かれるのは。


1999年、大村憲司氏が逝去されたときも、
あのYMOの二回目のワールド・ツアーのギタリストであり、
大貫妙子さん矢野顕子さんのLiveでさすが!のプレイを聴かせてくれた
方が亡くなられたという事実に、しばし呆然となった。


これから、私は、
音楽やメディアを通じて憧れた人びとの対象喪失
向き合って行かねばならないのだろう。


それは、いつでも戻ることのできたあの頃への惜別を意味する。
せめて、今日は、吉田美奈子『Light'n up』(1982年)でも聴くことにしようか。
たしか一曲目「Light'n up」では、当時解散状態にあった
ブレッカー・ブラザーズのスリリングな競演を聴くことができるはず。


と思い、昨夜iPodiTunesにつないだところ、
手違いでデータを失した。Libraryがぜんぶ吹っ飛んだ。


年が明けて、私は、
いろいろなものを失ったり、
無くしたものの大きさに気づいたりしている。