ティン・パン・アレーのSIDEWAYS

季節が流れていく。音楽が聴こえてくる。

Boogie Woogie on the Way

tinpan19732006-09-05

旅をしたりで一週間ほどご無沙汰しました。平日2日+週末、留守にしただけなのに月曜日から諸々バタついていて、かと言ってこのWeblogをそのままにしておくわけにも行きませんので、今日は、雑感・所感・つづれ書き・なぐり書きの日にしたいと思います。


◆「ブギ」、おもしろいと思います。『Back to the music』には、多感期へのレコンキスタ、原点回帰「Back to the basic」の意味もあると思うので、ニッポンの戦後ポップ・ミュージックの歴史を辿る試みは十分有りだと思います。


◆テーマにしたいと今思ったのが、道をテーマにしたブギ。「ちょっとマイウェイ」「かなりサイドウェイ」な“いつも途中”なブギ・ウギ。


◆人生を旅だの道だのに例えるなら、人間は死ぬまで旅の途中であるわけで。途中、途中で、達成感やハッピーエンドを感じたとしても、まだまだ先がある。つねに発展途上、旅の途中。


◆このプロジェクトだって、いつも発展途上。仮の姿。でも、それは、つねに進化しつづけているという意味でもあるわけで、そこから考えるに「ビートセクス(仮)」とプロジェクト名に敢えて「(仮)」という言葉を入れてしまうのもオモシロイのではないかと思ったり。


◆ところで、「ティン・パン・アレーのSIDEWAYS」的に、忘れられないブギ・ウギsongは、アン・ルイス「恋のブギ・ウギ・トレイン」。1980年(だと思う)作品。吉田美奈子・作詩/山下達郎・作曲コンビの実はひとつの到達点ではないかと思う。


◆達郎さんもご自身のコンサートで良く取り上げる楽曲。ライヴ・アルバム『JOY』にも収録。美奈子さんの英語と日本語を組み合わせた詩など、実はその後の日本のポップ・ミュージックの詩のひとつの原型だったりするのではないか。


◆ティン・パン的には「Choo Choo ガタゴト」もあるので、本当はトレイン・ミュージックにしたいのだが、すでに世の中に数多存在している。旅を切り口にするほうがオモシロクできるんじゃないかと…。「これは、ジャームッシュヴェンダースの映画を意識して作った“ロード・ミュージック”です」とエラそうに語っている自分が見える。ウソ、ほんとはもっとノー天気でお気楽・気ままな歌にしたい。だってブギだから…。


◆というわけで、オランダの薔薇さん。文字数をご指示ください。おっと、文字数などと言ってはいけませんね。音数ですね。なんか制約があったほうが、考えやすいんで。制約がないと、ダウンタウン・ブギウギ・バンド「スモーキン・ブギ」になってしまう(気がする)。


popholicさんも、皆さんも、ぜひお書きくださいね。ゴール・イメージが今いち見えないんですが、それこそいつも途中。11/3をひとつの目標(通過点)に、志を同じくする者が各々のスタンスで(一丸となってじゃなく)進んで行くのがいいのではと、個人的に思っています。私も自分のペースでがんばります。


上り坂や下り坂があって、
Up Town GirlやDown Town Boyと出会って、
順風や逆風、いろんな風に吹かれて
風をあつめよう
と何度か試みたけどそんなに甘くなくて
(だって風は七つの海を渡ってくるんだから)
でも それはいい教科書さ ベンキョーさ
机の上じゃわからなかったこと…