発売日の色気。
アルバムなり、シングルなり、
音楽ソフトの発売日が
水曜日になったのはいつからだろう?
物流のため?
オリコンの集計上、有利だから?
味も素っ気もない。
ヤマッ気は感じても、色気を感じない。
ロマンティシズムも感じない。
70年代の半ばごろは、
CBSソニーが、1の付く日。1日、10日、21日が発売で、
ビクターが、たしか5の日。5日、15日、25日が発売日。
東芝EMIは、0の日。10日、20日とかだったと思う。
小学生のころ、親しくなったレコード店の人が、
好きな歌手の発売日を特別に早くから教えてくれたりして、
(現在で言うところの「情報解禁日」前ですね)
それこそ夜寝るとき、指折り数えてその日を待ったものだ。
「ゴ・トウ(5、10)日は、道が混む」じゃないけれど、
四日市、六日町とか、市が立った日がそのまま地名になったりして、
ニッポンの場合、曜日より日付を経済活動の目安にするほうが、
しっくり来るカンジがする。
(アメリカやイギリスではどうなのだろう?)
例のプロジェクトが陽の目を見ることになったら、
きちんと意味のある日に世の中に送り出してあげたいものだ。