ティン・パン・アレーのSIDEWAYS

季節が流れていく。音楽が聴こえてくる。

昨日の宝島社と、90年代末の『BRUTUS』と、大人のママゴト。

tinpan19732006-05-17

昨日の宝島社の新聞広告を、
ご覧になられただろうか?


朝日・読売・毎日・産経の各紙
朝刊に掲載されたスペースの大きい
カラー広告だったため、目に付いた
方も多いと思う。
詳細は下記URLでご覧いただける。
http://tkj.jp/dankai


宝島社は、私にとって15〜20年前の豊島園のような存在で
(「プール、冷えてます」「史上最低の遊園地」等)
印象的なグラフィック広告を届けてくれる、
今となっては貴重な企業である。


今回の広告は、「団塊は、資源だ」というキャッチフレーズから
わかる通り、団塊の世代の方々をテーマにしている。
ボディ・コピーまでざっと目を通して、
この世代の方々への視点に今ひとつ「愛情と尊敬」が足りないと思った。
実際のこの世代の方々は、読まれてどのような感想を持たれただろうか?


「私たちは、ビートルズを口ずさむ老人になる」。
これは、90年代末の雑誌『BRUTUS』の特集タイトルだ。
団塊の世代の“老い”にいち早く目を付け、このタイトル・フレーズ。
さすが『BRUTUS』、腐ってもマガジン・ハウス。
坂本龍一氏がブランコに揺られている写真が表紙で、
本文にはムッシュかまやつ氏の還暦パーティの様子が掲載されていた。


ここから話は変わります。
オランダの薔薇さん、例の“作詩ごっこ”、
ちょっとマジメにあそぼうと思っています。


私、糸井重里氏の高校の15年ほど後輩で、
面識はありませんが影響はかなり受けていまして、
糸井さんのように矢野顕子さんの詩を書けたら…
などと大それた願望を密かに抱いたりしたものでした。そういえば。


●ターゲット論
●アルバム・テーマ
●想定アーティスト
●10曲入りとして各曲の切り口
●何曲かの詩
この辺りを考えて、次回“nov46sさんの音楽塾”に臨もうと思っています。
その内の一曲は、ズバリ“団塊賛歌”。
宝島社の広告以上、『BRUTUS』級の作品をご用意したいものです。
(といいつつ今月末から怒涛の日々となる予兆有り。
 準備できなかったらゴメンなさい)


コピーライターとしての日々よりも、
コピーライター養成講座に通った日々が面白かった。今思うと。
予算も、何の制約もなく、自由に物事を考えることができて…。
アソビやママゴトが好きなんだろうな。きっと。いくつになっても。