ティン・パン・アレーのSIDEWAYS

季節が流れていく。音楽が聴こえてくる。

5月はオンガクの国。

tinpan19732006-05-05

連休、天気に恵まれ、いい気分。


5月は、一年でいちばん好きな月。
ここ数日の五月晴れのような天候に
接すると、もうただそれだけで、
「すべて赦そう。世の中も、自分も…」
という大らかな気分になってくる。


だから逆に、この5月の乾いた晴れの日を、
(定期的に低気圧はやってくるから結構貴重だ)
十分に感じることができないと、私は精神に異常をきたしてしまうようだ。


昨年の今ごろ、ゼンゼン連休じゃなかった。
天気は今年同様良かったけれど、ほぼ毎日仕事に行った。


せめて音楽だけでも…と、「Voices of May」と題した
5月の晴れた日用のオムニバスMDを聴いたりしたんだけれど、
(William Ackerman “Past Light”で始まる)
現実とのギャップで駄目なんだ。余計に虚しくなる。


10月はたそがれの国”だ。レイ・ブラッドベリの小説のタイトルにある。
“9月はさよならの国”らしい。松本隆さんが竹内まりやさんの3rdシングル
「September」の詩に書かれている。じゃあ、5月は…? 
“オンガクの国”なんだ。ボクにとって。
5月になると聴きたくなる音、5月にちなんだ楽曲がたくさんある。
季節、天気、気分…。その時々に応じた音楽はいつも存在するけれど、
5月ほどそれが溢れている月はないと思う。


大好きな月、ゆえにとても短く感じる。
明日から、5月に関係したお気に入りの楽曲について記していこうと思う。