ティン・パン・アレーのSIDEWAYS

季節が流れていく。音楽が聴こえてくる。

【改題訂正】Café Génie〜才は集い、望に揺れ〜

tinpan19732006-09-18

作家に 画家に 音楽家 俳優に 映画監督
建築家 ファッション・デザイナー ダンサーに吟遊詩人
ここには今日も 名もなき才能たちが 
集い飲み語り 愛し合って喧嘩して
他の誰よりも 自惚れて 自分に
他の誰よりも 臆病で 自分に


どんなときだって時代は 天才を求めている
今までにないことや 誰もがやらなかったことを
成功を夢見て ある者は手にして
ある者は夢破れ 現実を受け入れる
その差は 思いの強さと 言い聞かせて
つづける? 言い訳してあきらめる?


気むずかしい気取り屋は 今では
お気楽な気分屋として 生きている


いくつもの天才たちが このカフェに集い語り
希望と絶望の間で 今日も笑い そして涙する

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「永遠へのリミット」、
6月、時の記念日、ブライダル・シーズン
というような連想で作ったと思いますが、
その後テレビ・ドラマのテーマになったりして、
SCRAPSさんにお作りいただた曲と
ミス・マッチな気がして、
テーマを変えて作り直してみました。


「Café Génie」
SCRAPSさんの曲が、
坂本龍一氏のピアノで始まる、
僕の大好きな大貫妙子さんの楽曲
「若き日の望楼」とイメージが重なって、
若きアーティストたちが集い語る場を、
その栄光と挫折を歌にしてみたくなった。


「Génie」は「才能(英:Genius)」の意のフランス語。
パリのモンマルトルやセーヌ左岸のカフェだったり、
ニューヨークはグリニッジ・ビレッジのカフェだったり、
あるいは在りし日の東京は飯倉のキャンティだったり…。
「Génie」という名の架空のカフェをイメージしました。


「才は集い、望に揺れ」
自信と臆病の間で、希望と絶望の間で、揺れ動く日々。
その揺らぎが、曲のコード感やメロディーに合うと思いました。


「気むずかしい気取り屋」
「〜のワルツ」という曲がエリック・サティに合ったはず。